育児で自分時間が無くなると嘆いている親に足りないもの 子供ができたら今までの生活が違うものになる

時計

育児には労力が必要です

育児をしていると、自分の時間が取れなくなると嘆いている親御さんを見かけます。

子供が小さいうちは、何でも面倒を見てあげる必要がありますし、家事も家族が増えるだけ負担が増えてしまいます。

赤ちゃんの頃は危なっかしくて、なかなか目を離すこともできません。夜になっても、夜泣きでゆっくり眠れないかもしれません。

小さい子供は、自分のことも自分でうまくできないので、何でも親が手伝ってあげる必要があります。そんなこんなで、親は自分の時間なんて、無いようなものですね。

子供ができるまでは、趣味に費やしていた時間も、子供ができてからは、とてもそんな時間なんて取れません。

そして、「自分時間が無い!」と嘆いてしまうことになります。

そうですね。子供が自分の手を離れるまでは、どうしても子供が中心の生活になってしまいます。自分のことをする時間や余裕なんてないかもしれません。

自分時間とは何でしょうか?

ところで、自分時間が無いと嘆くお父さんやお母さん。

ここで言う「自分時間」とは、いったいどんな時間の事でしょうか?

  • 自分だけの時間
  • 自分が楽しむための時間
  • 自分のための時間

多くは、こういった時間のことを言っているかと思います。

自分だけの時間=一人になる時間

まず、「自分だけの時間」ですが、これは「一人になる時間」と置き換えられます。子供ができて、いつも子供の世話をしていると、なかなか一人になる時間はありませんね。小さい子供であれば、寝ている時も添い寝をする必要がありますので、幼稚園や小学校へ通う前であれば、それこそ24時間一緒にいることになるかもしれません。

これでは、確かに「一人になる時間」は、なかなか確保できません。

では、こういった親御さんは、どうして「自分だけの時間」を必要とするのでしょうか?

例えば、僕の場合は「一人ぼっちの時間」が嫌なので、「家族が欲しい」「子供が欲しい」と思っていました。ですから、僕は逆にできるだけ「家族との時間」を必要としています。「一人になる時間」は必要ないんですね。

一人の時間は、寂しくて仕方ないです。常に誰かと一緒にいたい。

「そうは言っても、たまには一人になりたいよ!」

こういった意見もあると思いますし、そういった親がいることは理解できます。

育児の負担が大きくて、心休まる時間がないから、ちょっとの間だけでも一人になって休憩をしたいという思いは理解できます。

子供を連れる母親

あまりに育児を負担に感じるのであれば、ちょっと休んでみるという時間は必要だと思います。

そうでないのであれば、子供ができたのであれば、できるだけ子供と過ごす時間を大切にしてみてはいかがでしょうか?

考えてみてください。子供と一緒にいられる期間なんて短いものです。やがて子供も大きくなって、家から巣立っていくかもしれません。そうでなくても、だんだんと友達と遊ぶ時間を大切にするようになって、親と一緒に遊んでなんてくれなくなります。

ですから、僕は子供が一緒にいてくれるうちは、できるだけ一緒にいるようにしています。少なくとも子供が必要としてくれている間は、こちらから離れるようなことはしない事にしています。

必要としてくれるのなんて、今のうちだけですよ。今の幸せを、しっかりと謳歌しましょう!

自分が楽しむための時間

これは、いわゆる趣味の時間になるかと思います。

子供ができるまでは、いろんな趣味を楽しんでいた人も、子供ができると、そうはいきません。

僕も、子供ができるまえは、映画館に映画を観に行ったり、好きなアーティストのコンサートに行ったりしていました。

でも、子供ができてからは、そういった趣味に費やす時間も無くなってしまいました。

僕はそれを、残念に思ったことはありません。

なぜなら、それまで楽しんでいた趣味の時間をはるかに超える楽しい時間を手に入れることができたからです。

そう、「育児」という新しい趣味ができました。

子供との時間は、子供ができるまでに費やしていた趣味の時間とは比較にならないほど、幸せな時間です。

ですから、僕の場合は「自分が楽しむための時間」が無くなったとは感じません。むしろ子供ができたおかげで、「自分が楽しむための時間」が増えたと感じています。

休日にスマホゲームばかりやって、子供が一緒に遊ぼうといっても遊んであげないお父さん。子供が必要としてくれるのは、今のうちだけですよ。一緒に遊んでと言ってくれるうちに、一緒に遊んであげてください。

もし、あなたが子供ができたことで、「自分が楽しむための時間」が無くなったと感じているのであれば、育児を楽しんでみてください。子供は大人にない感性を持っています。とても刺激になりますし、一人でスマホをいじるよりも、ずっと楽しい時間を提供してくれますよ。

自分のための時間

子供ができてからは、子供が中心の生活になります。全ての行動が、子供のために費やす時間になってしまい、自分のために時間を使うことができなくなります。

例えば、自分が勉強したり、学んだり、何かを習得したり、といったことに時間を取ることは難しくなると思います。

子供ができるということは、自分の人生を子供たちを育てることに費やすことだと思っています。

育児とは、親の義務です。

子供ができた時から、親は、自分だけの人生ではなくなるのです。

自分だけで好き勝手に生きることはできなくなります。常に子供のこと、子供の人生を背負って生きることになります。

子供ができるということは、自分一人で生きることができなくなるという、覚悟を決めることだと思っています。

多かれ少なかれ、親になるということは、そういった覚悟を持っていないといけません。

子供の人生を背負う覚悟を持たないといけません。

「自分のための時間」が無くなったと思いますか?そんな事はありません。育児をするということは「自分のため」になります。

育児を通して、親も多く学ぶことがあります。子供と一緒にいろんな経験をして、子供ができていないと体験できないことを学ぶことができます。

それは、「子供のための時間」であり、「自分のための時間」でもあるのです。

子供をおんぶする父親

子供ができるということは自分の時間を子供に与えること

「子供ができてから、自分の時間がなくなった」という親がいます。

そもそも、子供ができる前から、そんなことも想像できなかったのでしょうか?

子供ができたら、ベビーシッターが面倒を見てくれるとでも思っていたのでしょうか?

子供ができる前から、想像力が足りていないのだと思います。

子供ができれば、自分の時間がなくなることなんて、当たり前のことではないでしょうか?

そんなことも、想像できないで、親になってしまうから、育児放棄などが起こってしまうのだと思います。

育児は決して簡単ではありません。人の命を預かることです。生半可な覚悟ではできません。しっかりとした覚悟を持って、子供を授かってください。子供は親を選べません。自分のもとにやってきてくれた子供をめいいっぱい愛してあげてください。めいいっぱい自分の人生をその子に費やしてあげてください。

そうです、親になった時から、「自分の時間」は「子供との時間」です。

僕は、それまでちっぽけで生きる意味なんて見いだせなかった人生が、子供ができてから「生きる意味」を与えてもらいました。「子供たちを育てる」という意味を。子供たちのおかげで、ちっぽけだった人生が、実りある人生に変わりました。

だから、僕は持てる時間を子供に費やします。「自分の時間」「自分が楽しむために」、「自分のために」子供たちに費やします。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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