親は反面教師であれ!親がしっかりしていないくらいの方が子供が育つ?

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反面教師とは、何でしょうか?

教えるべき人、ここでは育児を担う親のことを言います。

そういった本来、子供に対して教育する立場である親が、悪い行動や間違った行動をすることで、子供が自ら「あのようにならないように気を付けよう」という意識を持つことで、結果的に良い方向へ育っていくことです。

今回は、親が反面教師であることで、子供に対してどのような影響があるのか考えてみたいと思います。

親は反面教師の方が良い?

僕の母親は勉強が得意ではありませんでした。母親から勉強を教えてもらった記憶はありません。

そして、時に非常識なところもあります。

例えばレストランなどに行った時には、店員さんに対して文句をよく言っていました。

クレーマーというやつですね。

そんな中で、僕はというと、自分で言うのもなんですが、子供の頃に勉強はそれなりにできていましたし、地元では割と良い進学校に進むこともできました。

レストランなどの店員さんにも良心的に接することができますし、店員さんに対する感謝の気持ちは人よりも強いと自負しております。

今なら、母親と一緒にレストランに行けば、母が店員さんに文句を言うことを諌めることができます。

すべてがすべて、母親の影響とは言いませんが、やはり身近にそういった母を見てきたことで自分は気を付けようと感じたように思います。

ありがとう。お母さん。

ところで、我が子はというと、小さな頃からしっかりとしている印象があります。

家の戸締りもちゃんとしてくれるし、親が忘れ物をする時も指摘をしてくれます。

実は彼の母親、つまり僕のパートナーは少し忘れっぽいところがあります。

家の鍵をかけ忘れたり、物を忘れたり、日程を勘違いしたり、日常的にそういったことがあります。

そうすると、子供は「自分が何とかしなくては!」という使命感に駆られます。

結果的に、子供がしっかりした子に育ってくれているという訳ですね。

こう考えると、反面教師というのも効果的なのではと感じるわけですよ。

しっかりしている親はどうなのか?

では、親はしっかりしていないほうが良いのか?というと、それもバランスが大事かなとは思います。

極端な話、親が家事や育児を何もできないとすると、子供は自立するしかないので、成長するとは思います。

しかし、本当に小さい子供がどこまでできるのか?ということもありますよね。当然、子供が一人で生きていくことはできないわけです。

ここまでいくと極端ですが、子供の生命や尊厳が危機にさらされるようなことがあってはいけません。

逆に、親がしっかりしていて、子供が全く困らない状況だとすると、どうでしょうか?

子供の事を、全て親が完璧に管理してあげているとすると、子供は自分で自分のことができなくなってしまいます。

正確には、自分のことができるようにならないままに育ってしまいます。

何事もバランスが大事だと言えますね。

僕の両親は、どちらも喫煙者でした。

子供心にタバコの煙が嫌でしょうがなかったので、自分は絶対に喫煙はしないと心に決めていました。

これも、一つの反面教師ですね。

反面教師だからといって、子供の前で喫煙は絶対にダメですよ!タバコの煙は子供にとって害でしかありません!

授業

子供のためなら反面教師は効果的

このように、子供の成長を考えると反面教師というのは、効果的と言えるのではないでしょうか?

しかし、一方で反面教師であるということは、親が子供から見たときに、「こうならないようにしよう」と思われる存在ということになります。

親の威厳であるとか、そういったものが失われてしまいますね。

子供の成長を促すのであれば、反面教師でなくても、方法はあるようにも思えます。

例えば、家事を手伝ってもらうとか、自分のことは自分でさせるとかといったように。

ただし、ここで違いが出てくるのが、子供が自主的にやるかどうか?ということです。

親に言われてするのであれば、それは受動的な行動になります。

「言われたからやる」とか「仕方ないからやる」といったように、積極性がない行動になってしまいます。

勉強でも、何事においても言えることですが、自ら積極的にやらないことは身に付かないということです。

一方で、反面教師はどうでしょうか?

「この親に任せていたら良くないから、自分で何とかするしかない!」

という心理が働きます。

これは正に自ら積極的に行動するということです。

ある意味、積極性を持たざるを得ない状況を作っているのですが。

やはり、自ら行動するということは、経験として蓄積されていくものです。

そういう意味でも、反面教師という教育法はとても効果的だと言えますよね。

親が恥をかくことよりも、子供が成長することを優先するなんて、正に親としてあるべき姿であると言えるかもしれません。

ただし、反面教師が過ぎると、子供から嫌われてしまうかもしれませんし、親子関係が悪くなってしまうかもしれません。

反面教師をするのであれば、悪い行動をするのではなく、完璧な行動ができないことを心掛けると良いかと思います。

そういった意味でも、親は完璧でなくても良いということですね。

むしろ、親が完璧でない方が、子供は育つということです。

皆さんも、ぜひ完璧でない育児をしてみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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