子供に対して逆ギレする親　間違えた時こそ親は子供の見本であるべき

この世界に完璧な人間なんているのでしょうか？

おそらくいないはずです。

それは親であっても同じことです。

親だって、間違えることもありますし、失敗することもあります。

子供が成長してくると、そうした親の間違いに気づいて指摘をしてくるときもあるかと思います。

そんな時、親である皆さんはどのような対応をしているでしょうか？

子供に対して逆ギレする親

子供から間違いを指摘された時に逆ギレする親がいます。

おそらく親であることと大人であるということのプライドから、子供から間違いを指摘されるのが我慢できないのだと思います。

「なんで、あなたにそんな事を言われなくてはいけないんだ？」

といったようは気持ちでしょうか？

親とは、子供に対して教育であったり、正しい方向へと導いてあげる立場です。

子供が間違ったことをすれば、正してあげる存在です。

本来、子供の間違いを正す立場である親が、逆に子供から間違いを指摘されることで、立場が逆転してしまい、プライドが傷つくのだと思います。

子供より下に見られているのを看過できない。

親である自分の方が子供よりも上なんだ。といったように。

そういった感情で、我慢ができなくなって、間違いを指摘してきた子供に対して逆ギレをするわけですね。

「あなたには関係ない」

「以前はあなたもこんな事をしていたじゃないか」

といったように、話をすり替えて、逆に子供を攻撃します。

間違いを指摘できるほど賢く成長した子供とはいえ、子供は子供です。親である大人よりも弱い立場であることに変わりありません。

大人からそうやって強く言われると、弱い子供は反論することはできず、泣き寝入りするしかありません。

逆ギレされた子供はどうなるか？

親の間違いを指摘した結果、逆ギレされて、強い口調で反論された子供はどのように感じるでしょうか？

まず、大前提として親の間違いや失敗を指摘しているということです。

あくまで親の方が間違っており、子供の指摘が正当である場合です。

子供は正しいことをしているのに、親に注意（というか逆ギレ）されるわけですね。

親は本来、子供を正しい方向へ導いてあげる存在でなくてはいけません。

その親が、子供の正しい行動を否定するのです。

子供にとって、こんな辛いことはありません。

そうなると、子供は次から正しい行動を取ることが嫌になってしまいます。

正しいことをしても怒られる、注意されるなんて、正しいことをすることが馬鹿らしくなりますよね。

それどころか、子供自身が何か間違った行動をしたときに、親から注意されたとしても、逆ギレすれば良いんだと感じる事でしょう。

逆ギレする親から注意されても、説得力がありませんよね。

間違った行動をしても、ああやって逆ギレすれば注意されなくて良いんだと間違ったメッセージを与えてしまいます。

育児として、はたしてそれで良いのでしょうか？

親は子供の見本でなくてはならない

このように、親が間違った行動をした時に、子供がその間違いを指摘してきたのであれば、親は逆ギレしてはいけません。

そもそも、逆ギレしている時点で、自分の間違いを認めているのと同じですね。

なぜなら、間違っていないのであれば、そのように説明すれば済むことだからです。

明らかに正当性を証明できない時に、逆ギレとは起こるものです。

間違いを指摘するという行動は正しい行動です。

子供が正しい行動をした時に、親が取るべき行動は何でしょうか？

それは、子供を褒めてあげることです。

子供の正しい行動を肯定してあげることです。

子供に間違いを正されることが、親として恥ずかしいと感じるのであれば、それはちっぽけなプライドでしかありません。

親であれば、間違いを指摘できるようになった子供の成長を喜んであげるべきです。

親であれば、子供が正しい行動を取れることを誇りに思うべきです。

親であれば、子供が間違った方向へ進まないように導いてあげるべきです。

親だって完ぺきではありません。間違いを犯すことだってあります。

そんな時に、親が子供に見せるべき姿は、間違いを認めずに隠そうとする姿ではないと思います。

親が子供に見せるべき姿は、間違いを認めて反省し、改める姿です。

間違いを指摘してくれた子供に対して、感謝を伝え、褒めてあげる姿です。

親は子供の見本でなくてはいけません。

あなたは子供にどのように成長してもらいたいですか？

間違いを犯したときに、逆ギレして間違いを認めずに、虚勢を張って生きていくような人間でしょうか？

それとも、自分の間違いを認め、反省して、正しい方向へ進んでいく人間でしょうか？

誰かが、間違ったときに、しっかりと注意をしてあげられる人間ですか？

それとも、間違いを見て見ぬふりをして、やり過ごしてしまう人間ですか？

子供が進むべき道を、親が見本となり示してあげなくてはいけませんね。

最後までご覧いただきありがとうございます。