友達みたいな親と先生みたいな親ではどちらが理想の親なのか考えてみた

父親と子供

子供を授かってから、親としてあるべき姿を日々模索しています。

親とはこうあるべきだという、理想の親の像というものはあるにしても、何がベストなのか悩むのも事実としてあります。

今回は、理想の親とは?について考察してみたいと思います。

友達みたいな親

どんな親?

まずは、友達のような親の姿について考えてみます。

友達みたいな親ですから、子供と対等だと言えます。

遊ぶときも一緒になって遊んで、おしゃべりするときも、テレビを見るときも、子供と同じように一緒に楽しむような親ですね。

よく言われる、兄弟のような、姉妹のような親子っていうのも、この友達みたいな親に属すると思われます。

あくまで友達ですから、立場は対等。どちらが偉いなんてありません。

ケンカも平等にするので、ある意味、親として叱っているというよりは、対等の立場で怒っているような状態になるかと思われます。

逆に言えば、対等ですので、子供から怒られることもあるかもしれません。友達なら仕方ないですよね。

メリットは?

では、友達みたいな親のメリットは何でしょうか?

まずは、より子供に近い存在であると言えます。

子供と対等に話せますし、子供から一緒に遊びたいと思われるのではないでしょうか?

子供から、より親しみやすい存在になるかと思います。

悩み相談なども打ち明けやすいのではないでしょうか?それに伴い、子供が悩んでいたり落ち込んでいたりする状態をいち早く知ることができます。

思春期になると子供は親には悩みは言いたがらないもの。それでも友達になら話せますよね。

子供から親しみやすい存在であるため、子供から好かれる傾向があります。

そのため、子供が遊んだりするときも、一緒に遊ぼうとしてくれるなんてこともあります。

親として、子供から好かれるなんて、嬉しいことですよね。

これは、友達みたいな親が理想に思えてきました!

私も子供から好かれたい!

デメリットは?

とはいえ、デメリットはないのでしょうか?

いえいえ。メリットとはデメリットの裏返しです。メリットだけなんて、そんな美味しい話はありません。

子供と対等ということは、裏返して言えば、親としての威厳がないということです。

しつけとして親が子供を叱っても、子供に対する説得力が乏しくなります。

そして、対等ですので、子供から反論されることも。

友達から説教されても、イラっとしますよね。

そして時には、子供から馬鹿にされることもあります。

対等ですので、親が何か失敗した時には容赦なく責められます。

我が子から馬鹿にされるのは、正直辛い!

そして、対等の立場ですので、頼りにはされません。

遊ぶときは一緒に遊んでくれるのですが、何かを解決しようとするとき、勉強が分からないときなんかの時には、聞いて来ようとしてくれません。

こうして、デメリットを見てみると、子供のしつけや教育といった面からは、良くないように思えてきましたね。

子供とエンジョイするときは良いのですが。

しかし、子供の成長を考えるとエンジョイしてばかりではいけません。

先生みたいな親

どんな親?

続いて、先生みたいな親について考察してみたいと思います。

先生というのは、学校の先生のイメージです。

いろいろと物事を知っていて、何か聞けば教えてくれる。

そして、悪いことをしたときは叱る。良いことをしたときは褒める。

子供を教育する立場でしょうかね?

こちらは、さきほどの友達みたいな親とは違い、子供と対等ではありません。

あくまで子供を指導する立場にあります。

子供が遊ぶときも、一緒に遊ぶというよりは、見守っている存在ですね。

一緒に遊びながらも、自分が楽しむのではなくて、あくまで子供の安全であるとか、子供がいかに楽しむかを考えています。

メリットは?

メリットは、さきほどの友達みたいな親とは、ある意味で逆になります。

子供にとって指導する立場になりますので、親としての威厳を保てます。

しつけをする場面では、より子供に対して効果的に伝えることができます。

悪いことをした時に、叱るときでも、子供がちゃんと受け止めてくれます。

そのためには、良い先生でなくてはいけません。

そして、子供が頼りにしてくれます。

勉強で難しい問題があるとき、日常生活で疑問に思ったとき、いろいろと頼りにして尋ねてきてくれます。

子供から頼りにされるのは、親としては嬉しいものです。

当然、子供から馬鹿にされることもありません。

なんでしたら、子供から尊敬される立場にだってなれます。

先生にもいろいろいらっしゃるので、尊敬に値する親でなくてはいけませんが。

こうして、メリットを考えてみると、子供の成長には、子供を効果的に指導する立場になれる、先生みたいな親が良いかもしれませんね。

デメリットは?

ですが、何事にもデメリットはあるものでしたよね。

当然、先生みたいな親にもデメリットもあるはずです。

こちらもやはり、友達みたいな親とは逆になってきます。

親としての威厳があるということは、親しみにくい存在ということにもなります。

ですので、子供の人気という面ではいささか不利になってきます。

一緒に遊びたいかとなると、ちょっと遠慮されるかもしれません。

そして、いろいろとしつけをする存在ですので、子供から煙たがられる存在でもあります。

気を付けないと、親が出張などで家にいないことを、子供が喜ぶようになるかもしれません。

自分がいないことを子供が嬉しそうにしているなんて、こんな切ないことはない!

親しみやすくないので、悩みなども話してくれないかもしれません。

学校でいじめがあっても、打ち明けてくれないかも!?

勉強など課題を解決することは頼りにされるのですが、人生相談というか、学校の友達関係での悩みなどは先生タイプには話しにくいのです。

ううむ。

こうして見ると、どちらも一長一短。どちらが理想というのも難しい気がしてきました。

子供をおんぶする父親

ちなみに我が家の場合

ところで、我が家の場合ですが。

父親である私は「先生のような親」で、母親であるパートナーさんは「友達みたいな親」といったように、綺麗に分業できています。

ですので、子供たちは勉強などの分からないことなどは、父親に聞いてきますし、学校で友達とケンカしたみたいな話題は母親に相談しています。

さきほどのメリット・デメリットのように、父親が叱ると割と言う事を聞いてくれますが、母親が叱ると反発しています。

逆に遊ぶときは、母親と一緒に遊びたがります。父親はのけ者にされがちです。

寂しいですが、これが現実。

ですが、パートナーさんは子供から、よく馬鹿にされています。

ある意味、友達なのですから、そういったこともあるのだと思いますが、パートナーさんはご立腹です。子供から馬鹿にされるのが許せないのでしょう。

しかし、それはそういった立場であることによるデメリットですので、そこは受け入れるべきなのかなと思います。

その分、友達タイプのメリットを得ているのですから。

私も子供から好かれるのを羨ましいと思いますが、それは先生タイプのデメリットと受け入れています。逆に、子供から頼りにされている優越感を得ていますのでね。

バランスが大切

結局のところ、それぞれ一長一短です。

あまりにどちらかに偏りすぎると、デメリットが目立ってしまうのかなと思います。

我が家の場合は、それぞれが分業できているので、うまく回っているなと思いますが、友達タイプも先生タイプもなろうとしてなれるものではありません。

持って生まれた親の性格や、性質、知識も必要となってきます。

特に先生タイプには、子供を納得させるだけの説得力が必要です。

みなさんが持つスキルを活かして、ケースバイケースで対応していくべきなのだと思います。

我が家のように分業が難しければ、場面によって使い分けるという方法もあります。

遊ぶときは友達タイプ、しつけの時は先生タイプといったように。

みなさんは、どちらのタイプですか?

子育ての参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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