子供が上手にできないことを馬鹿にする大人たち 一生懸命なことを馬鹿にしてはいけない

運動会

子供はまだ、いろいろなことが上手にできないことが多いです。

頑張っているけど、失敗したり、完璧にできなかったり。

初めてすることであったり、まだ慣れていない事であれば、上手にできないのは当たり前です。

一生懸命頑張っているのに、上手にできないからと言って、それを馬鹿にしてはいけません。

小学校の運動会にて

さて、私の子供が通う小学校で運動会がありました。

様々な競技があるなかで、各学年ごとにダンスを披露するという場面がありました。

私の子供の知り合いの子供が、その中でみんなと同じようにダンスを披露したのですが、その子は踊ることがあまり得意ではないようで、振り付けも周りのみんなと合っていません。

くるっと、その場でターンするような振り付けも、他の子供より多く回ってしまったり、振り付けが左右逆になってしまったり。

それでも、一生懸命に元気よく、大きな振り付けで踊っていました。

一生懸命に踊っている姿から、その子は決してふざけているわけではなく、本当に熱心に全力で踊っているのだと感じました。

後日、何人かの親子で集まったときに、運動会の話題になりました。

話題が、その時のダンスの話題になると、ある親御さんが、その上手に踊れていなかった子のことを馬鹿にするような、笑い者にするような言い方で話をします。

その親御さんは、その子の親ではなく、別の子の親です。

そうすると他の子供たちも、その子を馬鹿にし始めます。

その子の踊りがおかしいと、笑い者にします。

とっさに私はその子の事を褒めました。

「一生懸命に踊っていて良かったよ」

すると、周りも笑い者にするのを止めて、一生懸命さを褒めだしました。

誰だって初めは上手にできない

誰だって、初めてのことや、慣れていないことは、いきなり上手にはできません。

その人その人によって、得手不得手があります。

同学年のAくんは上手にできるからといって、Bくんも同じようにできるとは限りません。

それは、私たち大人だって同じはずです。

ましてや、子供にとっては、何事も経験が不足しています。

圧倒的に慣れていないことのほうが多いはずです。

それを上手にできないからといって、馬鹿にしていたら、何もチャレンジできないことになってしまいます。

そうではなくて、チャレンジするという気持ちを褒めてあげるべきです。

むしろ上手にできないことでも、一生懸命に頑張ろうとしている姿勢は素晴らしいことだと思います。

オリンピックに出場する体操選手だって、初めはバク転なんてできなかったはずです。

カリスマミュージシャンだって、初めはギターなんて弾けなかったはずです。

私たち大人だって、初めは自転車にも乗れなかったし、箸の持ち方も分からなかったのです。

どんなすごい人間でも、できていなかった期間があるのです。

今、出来ていない事をけなすことは愚の骨頂です。

これから何をなそうとしているか?それを認めてあげるべきです。

芽を伸ばす

子供が上手にできないことを馬鹿にする大人たち

今回の運動会のように、子供が上手にできないことを馬鹿にする大人たちが多いようには感じますね。

運動会に限らず、子供が何かを失敗した時、思うようにできない時に、笑って馬鹿にする大人たち、親たちをよくお見かけします。

それを見た周りの子供たちもつられて、同じように馬鹿にするようになります。

自分にできることが、友達ができないとバカにする子供たち。

これって、周囲の環境がそうさせているのではないでしょうか?

周りの大人たちが良い手本となっていないのではないでしょうか?

馬鹿にされた子供はといえば、チャレンジすることが怖くなります。

馬鹿にされるのだったら、挑戦することを止めようと思うでしょう。

そうして、チャレンジする前から諦めてしまうようになってしまいます。

大人だってそうではないでしょうか?

何かをチャレンジしようとしたときに、うまくできないからといって馬鹿にされたらどんな気分でしょうか?

あなた達は、初めてすることでも、上手にできるのでしょうか?

初めて料理をしてみた。初めてキャンプをしてみた。初めてDIYにチャレンジしてみた。

上手にできないからといって、周りのベテランから馬鹿にされたらどうでしょうか?

「そんな事もできないの?」

きっと、嫌な気持ちになるでしょう。

子供だって同じです。

ましてや、子供は純粋です。大人から馬鹿にされると、自分には才能がない。自分にはできない。と思い込んで、チャレンジすることを諦めてしまうでしょう。

そうではなくて、頑張ろうとしている姿勢を褒めてあげてください。

やる気を出している子供の背中を押してあげてください。

進むペースは、その子によって違うかもしれません。

それでも、歩みは遅いかもしれませんが、頑張ってチャレンジしようとする気持ちがあれば、確実に一歩ずつでも進歩していくはずです。

一歩を踏み出す。

その気持ちを、後押ししてあげることが、人生の先輩である大人の務めではないでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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