最近の子供はいろいろと習い事が多いように感じます。
塾はもちろんですが、ピアノやスポーツ、ダンスや英会話、格闘技や水泳、プログラミング等々、選択肢が多くて、何を習わせるか悩みますよね。
しかしながら、習い事というものは基本的には金銭的な負担が生じます。
どこの家庭でも自由に習わせるというのは現実的ではありません。
当然、習い事なんて行かない(行けない)ご家庭もありますよね。
遠方にあれば、送り迎えも発生します。習い事によっては保護者の手伝いも必要なこともあります。
それぞれのご家庭で、それぞれの事情がございますので、習い事を習わせるのか?また、習わせるのであれば、何を習わせるのかは、それぞれの事情に応じて決めることだと思います。
子供の習い事は親の負担になる?
では、子供の習い事は親にとって負担になるのでしょうか?
先ほども述べさせていただいたように、どんな習い事でも少なからず金銭的な負担は発生します。
習い事の種類にもよって金額はまちまちですね。
その他にも習い事によっては、親のお手伝いが必要になるものもあります。
塾などは、基本的に塾に任せっきりだとは思いますが、場所によっては送り迎えが必要になるかもしれません。
過去の記事でも紹介したのですが、僕の子供は野球をしています。
野球も習い事のひとつですが、我が子の所属しているチームは基本的に保護者が監督やコーチをして、子供たちに野球を教えています。
僕は全く野球経験はないのですが、グラウンドで簡単な手伝いをさせていただいております。
お母さん方も、いろいろと役割があって、まさに保護者が一体となって成り立っている習い事です。
こうなると、保護者もけっこう時間と労力がかかります。
経験上、コストがかかる習い事は労力が少なくて、労力がかかる習い事は会費や月謝が低めになっている感じがします。
特に学年が上になってくると、保護者の責任も大きくなってきて、最高学年ともなると、土日は全て潰れる感じですね。

子供に対して不満を言う親
このように、大なり小なり子供の習い事は親に負担がかかります。
金銭的な負担なのか、時間や労力の負担なのか。
僕の子供の野球部でも、ある子供に対して、親が不満を言うことがあります。
「あなたが野球をしているせいで休みが無い」
「あなたが野球をしているせいでお金がかかる」
まあ、確かに間違ってはいないと思うんですよね。
でも、それでもですよ。
それを子供に対して言ってはいけないと思います。
それを聞いた子供は、いったいどんな気持ちになるでしょうか?
「僕が野球をしているせいで、親が困っている」
「野球をしないほうが良いのかな?」
親から、「あなたのせいで親が負担になっている」
なんて言い方をされると、子供は責任を感じてしまいます。
子供たちは、ただ野球が好きで一生懸命にやっているだけなのに、あたかもそれが悪いことのように伝わってしまいます。
そうなると、子供は罪悪感を感じながら野球をしなくてはいけません。
こんな居心地の悪いことはありませんよね。
これは、他の習い事でも言えることです。
子供に習い事をさせると決めたのであれば、ただ応援するのみ
ところで、子供の習い事について、いったい誰がその習い事をすることを決めたのでしょうか?
子供?
確かに子供がやりたいと言って始めることもあります。
塾なんかだと、子供は望んでいないのに親が行かせているなんてこともあるかもですが。
しかし、それって本当に子供だけで決定しているのでしょうか?
僕はそんなはずはないと思っています。
先ほどもお伝えしたとおり、習い事には大なり小なり費用がかかります。
そうなると、保護者の同意無くして、習い事をすることはできません。
ということは、子供の意志を尊重しているにしても、保護者も、その習い事に対してGOを出しているはずです。
そうであれば、保護者自身も納得のうえ、習い事をさせているのであれば、そのことで負担が生じているとしても、子供に対して不満を言うべきではありませんよね。
だって、自分が決めたことですもの。
当然、負担が大きくなって、続けることが困難になる場合もあります。その時は、不満を言うのではなく、子供に丁寧に説明をして、辞めるという選択をするようになるのだと思います。
少なくとも、その習い事を続けるのであれば、子供に対して罪悪感を植え付けることはすべきではありません。
親子で決めたことです。
めいいっぱい応援してあげてください。
そして、自分の経験から言うと、保護者の負担感も気持ちの持ちようです。
子供の将来の為と思えば、負担になんて感じないものです。
むしろ、子供の成長に役立っていると思えば、やりがいのあることだと思います。
ただし、子供がやる気がないのであれば、その習い事は考えたほうが良いかもしれません。一時的なことかもしれないので、続けていれば、やる気スイッチが入る時が来るかもしれませんので、見極めが大切だと思いますが。
僕も野球経験なんて無いので、子供が野球を始めた時は、そんなに思い入れなんてなかったのですが、一緒に野球に関わるようになって、子供が本気で取り組んでいる姿を見て、我が子の成長がとても頼もしく、自分にできることは全て子供に捧げようと思えるようになりました。
子供の成長はあっという間です。
我が子が成長していく姿を近くで感じられる。一緒に成長していける。親にとってこんな幸せなことはありません。
どうか、子供が何かに一生懸命に取り組んでいるのであれば、不満を言うのではなく、心から応援してあげてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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