子育てが大変ですか?ではなぜ産む?大変なのは子供のせいではありません

交差点

「子育てが大変だ」と言って嘆いている親御さんがいらっしゃります。

自分一人で嘆くだけならまだ良いのですが、それを家族や、子供自体に愚痴っている人もたまに見かけます。

子育てが大変なのは子供のせい?

当然、子育ては簡単ではありません。

人の命を預かるのですから、重い責任を伴いますし、育児の仕方によっては、その子の人生を左右する場合もあるわけです。

子供の人生は様々な要因によって決まりますので、親の子育てが全てではありませんが。

僕自身も子育てを楽しんではいますが、決して簡単だとは思っていません。

ですが、「子育てが大変だ!」と、周囲に愚痴っているのはどうでしょうか?

ましてや、自分の子供に対して、「あなたの世話で大変だよ」なんて、文句を言うことはあってはいけないと考えます。

子育てが大変なのは、果たして子供のせいなのでしょうか?

確かに、子供がいることで、 「子育て」という概念が生まれます。当たり前の事ですが、子供がいなければ「子育て」する必要はないわけです。

しかし、子供が生まれてきたことは、子供が選んだことではありませんよね。ご家庭によって、いろいろな事情があるかもしれませんが、少なくとも子供自身に選択はできないはずです。

子供が産まれてきたことは、子供には責任はありません。

では、誰が選んだことでしょう?子供を産むことは親が選択しています。

親である皆さんが、子供を産み育てるという選択をした結果、子供がこの世に産まれてきたわけです。

つまり、「子育てをする」という状況を選択したのは、子育てをする親自身だということです。自分で選んだ「子育てをする」という選択を、「大変だ」と言うのであれば、それは子供のせいではないですよね。

それを、子供に対して愚痴ってはいけません。

自分で選んだのに、どうして大変と言うのか?

となると、自分で選んだ道であるのに、大変だと愚痴る気持ちが分からなくなります。

認識が甘かったのか?

愚痴るのがその人のトレンドなのか?

誰かに慰めてもらいたいだけなのか?

そんなに大変と言うのであれば、なぜ子供を産んだのか?ということになってしまいます。

子育ては、命を育てることです。それは簡単な選択ではありません。ひとつの命を預かることです。それが自分の子供の命だとしても、親が好きにしていいわけではありません。

子供には健康に成長する権利があります。

親には子供を健康に育てる義務があります。

ひとつの命を預かることが、どれだけ大きな責任を伴うかを理解したうえで、「子育てをする」という選択をしなくてはいけないと思います。

「かわいいから」という軽い気持ちで、ペットを飼って、育てられなくて捨ててしまう。そんな無責任なことはあってはいけません。子供も「かわいい」とか「子供がほしい」という気持ちだけで、実際に子育てをする苦労を考えないで、軽い気持ちで産んではいけないと思います。

あなたが選んだ道です。どんなに大変でも、子供のせいにしてはいけません。子供が産んでくれと頼んだわけではないのですから。

子供に対して、「(あなたを産んだから)子育てが大変」なんて愚痴ったとすれば、子供からしてみれば、「それなら産まなければよかったじゃないか?」と感じてしまいます。

親が自分を産んだことを後悔していると感じてしまいます。

例え、それが何気ない一言だったとしてもです。

こうした、親からの残酷な一言は、子供の心に深く刻まれて消えません。ずっと傷として残り続けます。「自分は親から愛されていない」と思いながら、成長していくことになります。

子供を産み育てるという事は、自分が親になるという事

あなたが子供を産み育てるという選択をしたのであれば、自分の選択に責任を持たなければいけません。

責任とは、「親になる」という覚悟を決めることです。

親になるということは、自分の子供を育てていく責任を持つということです。子供が産まれたときから、いや、産まれる前から、あなたには親としての責任がついてくるようになります。

親になるということは、それまでの生活には戻れなくなるということです。

子供ができれば、全ての行動は、子供を優先するようになります。自分の時間なんてものはありません。子供との時間が自分の時間だと思ってください。

それが、「親になる」ということです。

子供を産み育てる選択をしたのであれば、その覚悟をしないといけません。

そうした覚悟もなしに、子供を育てている親が、「大変だ」と愚痴っているわけです。子育てをするということがどういうことか、「想像」と「覚悟」が足りていないのだと思います。

僕は子供ができてから、今までの生活が一変しました。

子供ができる前はゲームも好きでしたが、全くしなくなりました。映画館にも行かなくなりました。食べるものも健康的な薄味のものになりました。整髪料やアクセサリーを付けなくなりました。友人と遊ばなくなりました。

これを犠牲と感じるのでしょうか?

こういったことを犠牲と感じる親は、子育てに対してネガティブな感情を抱いてしまうのだと思います。そして、子育ては大変と愚痴ってしまうのだと思います。

僕はこれを犠牲だと感じたことはありません。なぜか?

さて、例えばあなたが行きつけの喫茶店があるとします。そこであなたはいつも大好きなコーヒーを飲んでいました。

ある日、新しいメニューでカフェラテが出来て、飲んでみたところ、とても美味しくて大好きになりました。それまで飲んでいたコーヒーよりも好きなメニューになったので、次からはカフェラテを飲むようになりました。

ここで、あなたは「カフェラテを飲むようになったから、コーヒーを飲めなくなったことは犠牲だ」と思うでしょうか?

思いませんよね。

赤ちゃん

子育てをするということは新しい喜びをもらうこと

より良いものに変化していくことは、犠牲ではありません。

より良いものを選んでいくことは、犠牲ではありません。

僕にとっては、子育てもそうです。

子供ができたことで、今までの生活が変わりました。

今までに無かった、喜びや楽しみが増えました。

ゲームをするより、映画を観るより、こってりした食事をするより、友人と遊ぶより、それよりももっと幸せな時間を手に入れることができました。

子育ては、命を預かること。とても大きな責任を負います。でも、だからこそ、子供の成長を一緒に喜び楽しむことができます。毎日毎日、大きくたくましく成長してく我が子を、誰よりも近くで、特等席で共有できるのです。

こんな楽しいことは、他にはありません。

ひとつの大切な人生に、大きく関わることができるのです。それはとても責任のあることですが、同時にとてもやりがいのあることでもあります。

子育ては大変ですか?

ええ、大変だからこそ、やりがいがあるのです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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