幸せって何だろう?幸せってなあに?
幸せとは人それぞれの価値観であり、他人が決めるものではありません。
それこそ、本人が幸せだと感じていれば、それは幸せなんだと思います。
だから、「こうであれば幸せ」といった決まりなんて無いものです。
みなさんにとっての幸せとは何でしょうか?
子育てする親にとってコーヒーをゆっくり飲む時間は幸せなのか?
先日、某企業のコマーシャルをテレビで見かけました。
子育てをする親が、子供と外食に行き、
「コーヒーをゆっくり飲む時間が幸せ」といった表現をしているものでした。
映像では、子供が親に対して、繰り返し話しかけて、常に子供の相手をしている様子が映し出されています。
子育てをしていると、ゆっくりとコーヒーを飲む時間もない。
そんな時に、外食に出掛けて、ゆっくりとコーヒーを飲むことができる時間が親にとっての幸せな時間だという表現に自分には受け止められました。
このコマーシャルを見た時に、すごく違和感を感じてしまいました。
それは、おそらく、自分が感じる幸福論と、このコマーシャルの作り手がイメージする幸福論の間に差異が生じているからだと思います。
このコマーシャルはおそらく、
子育てをしていると、親にとってゆっくりと自分の時間を作る暇はない。
ゆっくりとする暇のない親は不幸である。
そんな子育てに忙しい親にとって、ひと時の子育てから解放されてリラックスできる時間は幸せな時間である。
といった親に対する幸福の価値観があるのかなと思います。
意図しているものと違うのかもしれません。あくまで、僕が感じた個人的な印象です。
自分にとってはコーヒーをゆっくり飲む時間は幸せではない
子供が親に対して、構ってほしくて、繰り返し話しかけてきます。
自分のことを見て欲しい。自分のことを知って欲しい。
幼児期の子供にとっては、親に構ってほしくて仕方ない時期だと思います。
親からすると、大したことないような事でも、大イベントのように話しかけてきてくれます。
育児をする親にとっては、まさに息を付く間もないと言えるかもしれません。
少しだけ、リラックスする時間が欲しい。
ちょっとは休憩させてくれ。
そんな親の気持ちも理解できます。
しかし、僕にとっては子育てから解放されて、ゆっくりとコーヒーを飲むことができる時間は決して幸せな時間ではありません。
僕にとっての幸せは、子供と過ごす時間だからです。
子供と一緒に過ごす時間。
子供と一緒に遊び、子供と一緒に絵本を読み、子供と一緒に散歩をし、子供と一緒にお風呂に入り、子供と一緒に電車に乗り、子供と一緒に寝る。
これが僕にとっては最も幸せな時間です。
育児から解放されて、ふと休憩をする時間。一人っきりになれる時間。
この時間に幸せを感じることはありません。
当然、親にとっても休む時間は必要だと思います。
しかし、休む時間を幸せだとは思いません。
スポーツをすることが趣味の人は、スポーツをし続けることはできません。体を休める時間も必要です。
でも、そういった人は休憩している時に幸せだとは感じないと思うんですよね。
楽しい。幸せだと感じるのは、あくまでスポーツをしている時のはずです。
スイーツを食べることが好きな人も、食べ続けることはできません。舌を、胃を休ませる必要があります。
でも、食べていない時間を幸せだとは思わないはずです。
子育てにも休憩は必要です。
でも、休憩に幸せを感じることはないです。
子供が傍にいてくれることが幸せです。
子供が自分に構ってくれることが幸せです。
そう。僕にとっては、子供と離れる時間、子供と関われない時間は不幸でしかない。
あなたの幸せの価値観は何ですか?
幸せは人それぞれです。
子育てから解放されて、1人の時間を幸せだと感じる人もいるのかもしれません。
しかし、本番ではなく、休憩時間を幸せだと感じるのであれば、おそらくそれは、1人ぼっちの生活の方が適している人なのかもしれません。
子供と過ごす時間よりも、自分一人の時間の方が幸せなのであれば、その人にとっては、家族を持つことよりも独り身であるほうが、幸せな人生なのかもしれません。
幸せは人それぞれです。
結婚して家族を持つこと。子供ができることが幸せだという人もいれば、1人で生活するほうが幸せな人だっています。
僕は幸いにも、子供と過ごす時間が何よりも幸せだと思える人間でした。
おかげで、コーヒーをゆっくり飲む時間よりも、子供と一緒に遊んでいる時間の方を大切にできる生活を過ごせています。
そんな僕に、子供を授かることができたのは、とても幸運なことだと思います。
もしも、あなたに子供がいて、子供と過ごす時間を幸せだと感じられないのであれば、それはとても不幸なことだと思います。
コーヒーをゆっくり飲む時間が幸せだと思えるのであれば、もったいないと思います。
あなたは、子供を授かりました。
親が子供を授かるということは、親は子供を育てるという選択をしたということです。産み、育てるという選択をしたということです。
ですが、産まれてきた子供には、親を選ぶことはできません。
自分を産み育ててくれている親が、自分との時間よりも、コーヒーをゆっくり飲む時間の方が幸せだと感じているとすれば、子供にとって、それはとても不幸なことだと思います。
幸せは人それぞれです。
親が、何に対して幸せを感じるかは、人が決める事ではありません。
親であるあなたが、何を幸せと思うかは自由です。
でも、子供を育てる親であれば、子供を幸せにする努力はするべきです。
例え、自分が幸せだと感じなくても、子供を幸せにしてあげるように努力をする責任があります。
子供に幸せを感じさせてあげるようにしなくてはいけません。
それが、子供を産み育てるということだと思います。
そのために、コーヒーをゆっくり飲む時間が必要なのであれば、それは一つの解決法なのかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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