育児にイライラ ひょっとして育児ノイローゼかも?いつまでも楽しく子育てができるために心掛けたいこと

子供を連れる母親

育児は肉体的にも精神的にも疲れる

育児に疲れていませんか?

育児とは子供を育てること。親には、子供の命を預かり、成長を助ける義務があります。赤ちゃんは小さくて、まだ一人では生きていけません。大人の助けが必要です。

ひとつの命を預かるということは、とても大きな責任を負うことになります。

そのプレッシャーは計り知れないことだと思います。

大げさではなく、大人が手を抜くと、子供に命の危険が訪れる可能性があるのです。

また、赤ちゃんの世話には体力も必要です。個人差はありますが、赤ちゃんは大人と違って、寝たい時に寝て、起きたい時に起きています。

いわゆる「夜泣き」があると、親は夜もゆっくりと眠ることはできません。そして、昼は子供を抱っこして、一緒になって遊んであげるのです。想像を絶する疲労が襲いかかってきます。

こういった、肉体的にも精神的にもストレスを受ける生活に、親の体はボロボロになってしまいます。

助けてくれる人がいますか?

僕の家庭では、子供ができて、パートナーは仕事を辞めて専業主婦になりました。僕は仕事を続けていました。

パートナーの働いていた会社では、育児休業という制度が、まだ充実していませんでした。当時パートタイムで働いていたパートナーは、育児をするためには仕事を辞めるという選択肢しかなかったのです。

今でこそ、育児休業が広まってきていますし、制度として確立されてきていますが、それでも、まだ小さい会社であれば、育児休業をちゃんと取らせてもらえないという所もあります。

そして、僕のほうは、制度としてあるものの、当時は男性が育児休業をとるということは、まだまだ一般的ではありませんでした。

そうした背景の中で、育児はパートナーが主に行い、僕は仕事に行っている状況でした。

日本では、母親が一人で育児を行うというシチュエーションが多いですね。昔ほどではないにしても、男性が働き、女性が育児や家事をするといった、ステレオタイプが未だに社会に残っていると感じます。

そうなると、父親が仕事に行っている間、母親が一人で育児や家事をするということが起こります。

父親が、仕事から帰ってから、または、休日に育児や家事を積極的にしてくれるのであれば、よいですが、それがないと、母親は一人で育児と家事の負担を負うことになります。

さきほどもお伝えしたとおり、育児には大きな責任が伴います。また、体力も必要です。それをたった一人で背負っていると、体を壊してしまいます。

これが育児ノイローゼとなるのです。

助けてもらうのは、パートナーでなくたっていい

もしも、あなたのパートナーが育児や家事に積極的ではないのであれば、まずはお願いしてみてください。一人で育児と家事を担うことの負担の大きさを伝えてあげてください。

このままだと、自分の健康が脅かされてしまうと、助けを求めてみてください。

それでも、協力しようとしないパートナーであれば、諦めるしかありません。

次の手段を考えましょう。少なくとも育児や家事に対して、あなたのパートナーに期待するべきではないということです。残念ながら、その程度のパートナーだったんだと、そのうち、成長して相手を思いやる気持ちを持つようになってくれることを祈りましょう。

しかし、育児は待ったなしです。パートナーの成長を待っている暇はありません。その間に子供はすくすくと成長してしまいます。

子供は親を写す鏡です。親が育児に疲れて、健康を害してしまうと、子供にも悪影響を及ぼします。子供の為に一生懸命にがんばることは、素晴らしいことですが、まずは自分の健康を守らないといけません。親が健康でないと、子供が健やかに成長することはできません。

自分のパートナーは成長が望まれませんが、子供はこれからいくらでも成長していきます。

成長しないパートナーは放っておいて、自分が健康でいられるように、ストレスを減らす方法を考えましょう。

例えば、自分の両親やパートナーの両親に協力を求めるという手段もあります。近くに住んでいる必要がありますが、もし、近くにどちらかの親が暮らしているのであれば、子供を預けて、リフレッシュするという方法もあります。

自分の親は頼みやすいかもしれませんが、パートナーの親には頼みにくいかもしれませんね。

親たちが、近くにいないであるとか、頼みにくい関係性の場合は別の方法を考えます。

例えば、周りのママ友達にお願いしてみてはいかがでしょうか?同年代の子供を持つ親であれば、あなたの苦労も共感してもらえますし、子供を預けたときも子供同士で遊んでくれるでしょう。

そして、ギブアンドテイクで、あなたが友達に子供を預けたのであれば、次はあなたが、その友達の子供を預かってあげるという事もできるわけです。

そうすれば、お互いに気を遣わずに、お願いできるでしょう。

周りにそういった友達がいない。となれば、なかなかお願いする相手がいないということで、難しいとは思いますが、いざとなれば、ファミリーサポートなどに依頼するという方法もあります。決して諦めずに、負担になりすぎない子育てをするようにしましょう。

なんでも、一人で抱え込んでしまう責任感の強いお母さんほど育児ノイローゼになりがちです。あれもしないと!これもしないと!と人一倍責任を感じてしまい、結果、手を抜けないで、リフレッシュする時間が取れないことになります。

こういった人は、他の人に頼むことが「悪い」と思ってしまうのです。自分一人でうまくできているのであれば、いいのですが、そうでないと、疲れてしまいます。そして、疲れてうまくできないと、うまくできないことに負い目を感じてしまいます。そして、より頑張ろうとしてしまい、余計に疲れてしまいます。負のスパイラルです!

育児や家事に関わっていないお父さんは、ぜひ協力してあげて

お父さん方は、ぜひ育児や家事に関わってあげてください。

休みの日や、少しでも時間がある時でもいいです。

少しずつでも、やってみてください。

誰でも初めての事は抵抗があるものです。でも誰でも最初は初心者です。やっていくうちに慣れて、ベテランになっていくのです。

すでにお伝えしたとおり、育児には大きな責任が伴います。それをお母さん一人で背負うことが、どれだけ負担になるでしょうか?

夫婦が2人で協力しながらやれば、苦しみは半分に、喜びは倍になります。

あなたの人生の伴侶が、苦しんでいるのです。手を差し伸べて、ぜひ一緒にその道を歩んでいってあげてください。これからの長い人生を共に歩んでいくパートナーを助けてあげてください。

夫婦は対等です。決して育児や家事を手伝うのではありません。どちらも主体になって、育児や家事をしていきましょう。

「お手伝いする」のではありませんよ。夫婦が手を取り合って、一緒に頑張るのです。

あなたのパートナーにとって、他の人にお願いするよりも、傍にいる夫が助けてくれるほうが、気兼ねしなくていいはずです。まずは、父親が育児に関わるようにしてみましょう!

抱っこする親子

ちょっとだけなら逃げたっていいと思う

もしも、あなたがたった一人で育児をしているのであれば、それが負担に感じ、どうにかなりそうであれば、少しくらい逃げたっていいと思います。

あなたが、不安定になれば、それは子供のためになりません。

もちろん、子供の安全が脅かされてはいけません。

そうならない程度に、少し距離を取ってみるとか、しばらく落ち着いて深呼吸してみるとか、誰かに預かってもらうとか、あまりプレッシャーを感じないようにしてみてはいかがでしょうか?

この世に完璧な人間なんていないと思います。

完璧な親にならなくたっていいじゃないですか。

親も一緒に成長していけばいいんです。子供と一緒に成長していけばいいんです。子供はあなたが思っているよりも逞しく、少しくらい目を離しても立派に成長していきます。

目を離しても、子供の安全は確保しないといけませんよ。

主婦だって、少しくらい自分の時間を持ってもいいはずです。あなたは一生懸命がんばっているじゃないですか。

子供を大切にするのと同じように、自分も大切にしてください。

それが、子供の幸せにつながります。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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