子供にとってはお手伝いよりも遊びが大切
育児をしていると毎日の家事が大変ですよね。料理・洗濯・お皿洗い・お掃除・お風呂洗い、、、子供たちに少しは手伝ってもらいたいけど、子供たちはなかなか進んでお手伝いはしてくれない。
子供にとっては遊ぶことのほうが大事だし、特に日ごろから家事をしていないと親が家事をすることが当たり前になっていて、今更家事をしようとはしてくれません。
我が家でも、家事をお願いしても、なかなか進んでしてくれませんでした。
ところが、「お手伝いポイント」を始めたら子供たちが自らお手伝いをしてくれるように!
お手伝いポイントを始めようと思った理由
僕の家族構成は夫婦と2人の子供という4人家族です。僕は正社員で、妻はパートタイムで働いています。
共働きということもあって、家事の負担は大きく、2人が休みの時や仕事が終わってから家事をしているので時間が取られてしまいます。
子供たちにも家事を手伝ってもらいたいけれど、子供にとって家事は余計なもの。普段から僕たちがしているので、自分たちがしなくても誰かがやってくれるものになっていました。
小さい頃から家事を手伝うことが習慣になっている家庭では、子供たちがよくお手伝いができているなと感心します。
だからといって、我が家でも子供にやれと言って、無理やりお手伝いをさせることは避けたい。
嫌々やってもらっても、家事に対する負担感が身についてしまい、子供たちのためにならないと思うからです。
そこで!子供たちが進んでお手伝いをできるように「お手伝いポイント」を始めました!
お手伝いポイントのルール
お手伝いポイントはその名のとおりお手伝いをすることでポイントがたまります。
お手伝いの難易度によってポイントが変わるようにしています。
お皿洗い3ポイント、お風呂掃除2ポイントなど。
我が家は2人の子供がいるので、それぞれに担当のお手伝いを決めて、お手伝いごとにどちらかがリーダーになってもらいます。
リーダーでないほうの子供は、サブリーダーと呼んでいます。
リーダーになっていないほうのお手伝いをサポートすることで、サブリーダーにもポイントが入ります。
例えばお皿洗いがリーダーは3ポイント、サブリーダーは2ポイントといったように
お手伝いごとにリーダーを決めることで、リーダーはサブリーダーに支持をしながらお手伝いをしてくれるようになり、子供が主体性を持って家事をしてくれます。
また、サブリーダーシステムにより、一人でやるよりも二人で協力してお手伝いするほうが、楽になるし、それぞれにポイントも入りお得なシステムとなっていて、子供たちが自然に協力するようになります。
ポイントを与えることで、数値として子供たちは達成感を感じることができ、自分たちの労働に対する対価を考えるきっかけになればと思いました。
ご褒美をあげるという考え方もあるかもしれませんが、それだとご褒美がないとお手伝いができなくなるような気がして少し抵抗がありました。

お手伝をしてもらうときに気を付けること
ポイントの効果は今のところ抜群で、今では進んでお手伝いをしてくれるようになりました。
継続してお手伝いをすることで、少しずつそれが自然にできるようになればいいと思います。
お手伝いをしてもらうときに、子供たちは大人がするよりも完璧にはできません。だからといって、ダメ出しをしてはダメです。
子供たちは自分なりに一生懸命です。一生懸命にお手伝いをするけれど、まだ慣れていなくて上手にはできないのです。
がんばってやったことを注意されると、やる気をなくしてしまいます。
大人だって、慣れていないことは初めから上手にはできませんよね。
例えば、皆さんが初めてバク転をして、できなかった時に「こんな事もできないのか! 」と叱られると「もう二度とやらない。」と思いますよね。
家事を始めたばかりの子供たちが上手にできないのは当たり前です。大人よりもペースが遅くなるのは当たり前です。
僕たちができることは優しく見守ってあげることです。
決して、ダメ出しをしたり、大人がやり直しをしてはいけません。二度と子供はお手伝いをしてくれないでしょう。
どうしても、やり方が気になる時には、「ありがとう。もっとこうしたら、さらに上手にできるようになるよ。」といったように、アドバイスをしてあげるようにしましょう。
感謝の気持ちを伝えてあげてください。
「あなたが手伝ってくれたことで、お父さん・お母さんはこんなにも助かっているよ。」ということを伝えてあげてください。
だんだんと上手にできるようになっていく子供を見て、子供の成長を感じることができます。
お母さんやお父さんが喜んでくれることが、子供たちにとっては何よりのポイントになります。
結果、お手伝いが当たり前になった
お手伝いポイントによるお手伝いを続けた結果、我が家では子供たちがお手伝いをしてくれることが当たり前になりました。
継続は力なりですね!素晴らしい。
今では、子供たちは当たり前のようにお手伝いをしてくれますし、「今日はこのお手伝いがあるから、先に宿題をやっておこう」みたいに、きちんとスケジュールも考えるようになってきました。
大人もそうだと思いますが、継続することで、それが日常になってきますね。
子供のうちから、すすんでお手伝いができるようになることは、ありがたいことだと思います。
子供の性格によっても、このやり方が合う場合と合わない場合もあるかと思いますが、我が家ではお手伝いポイントは大成功でした。
お手伝いをしてくれないお子さんがいらっしゃるご家庭では、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
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