子供の叱り方 兄弟をそれぞれ叱った時に子供が泣いてしまった!注意すべきことと、納得してもらう叱り方

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子供が悪いことをした時に、どうやって叱る?

僕の家庭では、子供が2人います。

先日、上の子供がふざけて母親を叩いてしまい、そのことを注意していました。

「どうして、叩いたの?」

「叩かれると痛いんだよ」

「人のことを叩いても良いのかな?」

僕は、子供を叱る時には、できるだけ、頭ごなしに「ダメ!」と叱るのではなくて、本人に何が悪いのか考えさせるようにしています。自分のしたことが、良いことなのか?悪いことなのか?悪いことだとしたら、何が悪かったのか?そして、悪いことをしたら、次にどうすれば良いのか?

できるだけ、本人に考えるように促して、決してこちらから「謝りなさい!」とは言わないようにしています。「悪いことをしたら、どうすれば良いかな?」と、自分で考えさせて、謝るということを自分で判断させるようにしています。

「謝りなさい!」と言われて、「ごめんなさい」というのは、自分で謝罪の気持ちになっていないと思います。それは、ただの朗読です。決められたセリフを言っているだけです。「言え」と言われたから言っている。それでは、反省の気持ちにはなりません。

本人は謝ったのだが、、、

その時も、そうやって本人に対して促しをし、本人もいけなかったと気づいて、母親に対して謝りました。

「ごめんなさい」

「いいよ」

こうして、母親を叩いたことは仲直りしました。

が、しかし!その後で、下の子供が発言をします。

「ママの事は叩くのに、パパは叩かないのは、ママと仲が良くて、パパとは仲がよくないからだ」

??

さて、確認ですが、母親を叩いたのは上の子供です。そして、この発言をしたのは下の子供ですので、叩いていない子供がこういった発言をしたわけです。その子供は、上の子供が母親を叩いたりしても平気な関係性だと言いたいのです。父親には、気を遣う関係性なので、叩くことができないと言っているのです。

それを聞いた上の子供が、「パパとは仲が悪い」と言われたことがショックで泣き出してしまいました。「僕はパパのこと好きだもん」と。

父親としては、そんな泣いてくれて、ありがたいことです。何だか申し訳ないですが。

その下の子の発言は良くありません。勝手に、お兄ちゃんが父親と仲が悪いと決めつけて、そんな事を言ってしまえば、お兄ちゃんが傷ついてしまいます。ついでにお父さんも傷ついてしまいました。

悪いことを言ってしまった、下の子を叱ります。

「どうして、そんな事を言うのかな?」

「そんな事を言われたら、相手はどんな気持ちになるかな?」

しかし、下の子は聞こうとせずに、泣き出してしまいました。いったい何が気に入らなかったのでしょうか?

手をつなぐ

自分だけが叱られることに納得がいかない

これはいけないと思い、下の子から話を聞いてみます。

どうやら、お兄ちゃんが叩いたことで、自分が叱られていることに納得がいかなかったようです。さらに叩いた張本人は、もう叱られていないのに、叩いてもいない自分が叱られているという事に、子供なりに不平等を感じていたようです。

なるほど!確かに子供の気持ちも分かります。もとはと言えば、人を叩くことがいけないことであって、叩いた人が叱られるべきである。そして、叩いてもいない自分のほうが叱られているという状況に対して不服があるということです。それなら、叩いたお兄ちゃんを、もっと叱りなさいよ!と感じたということでしょう。

今回のポイントは

  • 叩いた本人は、すでに謝っており、母親と仲直りをしている
  • 「人を叩いた」ことと、「叩いた人を誹謗中傷する」ことは、全く別の内容である

ということだと思います。どういうことか?

叩いた本人は、すでに謝っており、母親と仲直りをしている

下の子が叱られたタイミングで、すでにお兄ちゃんは母親に対して謝っており、母親も「いいよ」とそれを許しています。

これにより、この事件に関しては、すでに解決しているということです。その後に持ち出す必要はありません。

「人を叩いた」ことと、「叩いた人を誹謗中傷する」ことは、全く別の内容である

お兄ちゃんが「母親を叩いたこと」と、「母親を叩いた相手が傷つくことを言う」ということは、別の話であると思います。

つまり、それぞれ違った課題であるということです。

それぞれ別に解決する必要がありますし、片方の解決は、もう片方とは関係がありません。

それぞれに別の課題であるため、「人を叩いた」お兄ちゃんは、それに関して叱って、「相手が傷つくことを言った」下の子は、それに関して叱ることになります。

しかも、「人を叩いた」ことは、すでに叱って、解決済みであります。

そのため、「相手が傷つくことを言った」下の子に対して、個別に叱る必要がありますので、実際にそうしました。

そうすると、前述のとおり、下の子が納得がいかずに、いじけてしまったということです。

納得できるように説明をしてみる

下の子には、先ほどのとおりであることを説明しました。

「お母さんを叩いたお兄ちゃんは、叱って、本人が母親に謝って、許してもらったよ」

「お母さんを叩いたことと、相手が嫌な気持ちになることを言ったことは、別の話だから、それぞれで叱らないといけない。叩いたことは許してもらったから、今度は人に傷つくことを言ったことを叱っているんだよ」と。

説明すると、下の子も理解をして、納得してくれました。

今回は、下の子の誤解から発生したことでありますが、兄弟で2人とも悪いことをしたのであれば、どちらも平等に叱る必要があるということです。

子供は敏感です。

「どうして僕ばっかり叱られるんだろう?」「もう一人のことは叱らないでズルい!」

なんてことが気になってしまうのです。そういったところで、不満がたまっていき、積み重なると親への不信感へ繋がってしまいます。

そうならないように、親はしっかりと子供に分かるように説明をする必要があると感じました。親が説明を面倒くさいからと、省いてしまうと、子供は「どうして自分が叱られるのか?」が理解できません。子供にも分かるように、丁寧に時間をかけて説明をする根気強さが親に求められます。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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