子供はレストランでお子様ランチを食べるべきなのか?大人と同じメニューを食べたい子供たち

ハンバーガー

お子様ランチと言えば、選ばれしもの(子供)だけが食べることを許された、限定メニューです。

私たち大人には、もう食べることができない、幻のメニューです。

レストランによって、小学生以下であったり、小学生○年生以下といったように、年齢制限が設けられている場合がほとんどですね。

お子様ランチを食べたくない

ある時、家族でレストランに外食に出かけたときです。

それぞれ食べたいメニューを選んでいると、小学生の子供が、お子様ランチではなくて、大人と同じメニューを頼みたいと言い出しました。

ところが、僕のパートナー(母親)は、「子供なんだから、お子様ランチを頼みなさい」と子供をたしなめます。

ちなみに、そこのレストランでは、小学生以下の子供しか「お子様ランチ」を頼むことができません。

しかし、子供は別のメニュー(大人と同じメニュー)が食べたいと言って譲りません。

母「お子様ランチのほうが安いから、こっちを食べなさい」

子「パパとママは(高いもの)を食べるのに、どうして僕はいけないの?」

母「大人はお子様ランチは頼めないの!子供なんだから、お子様ランチでいいでしょう?」

さて、みなさんが家族で外食するときに、こういったことはありませんか?

子供は子供用メニューを食べるべき?

別に、食べたいものを食べさせればいい?

みなさんだったら、どうしますか?

お子様ランチを選ぶ理由

子供にお子様ランチを食べさせるのであれば(特に子供がそれを望んでいない場合には)、なぜそれを食べさせるのか?食べさせたいのか?について考える必要があります。

それには、お子様ランチと普通の(大人用の)メニューとの違いについて考えてみる必要があるかと思います。

安い

僕の家族の例でも、母親が言っていたように、お子様ランチは大人用のメニューと比較して、値段が安い傾向があります。

子供用に量が控えめということもあるかとは思いますが、基本的にはコストパフォーマンスが良い傾向が多いようです。

価格的にお店にとって不利は設定でないのであれば、年齢制限を設ける必要がないと思われますので、店にとっても割安な商品であると予想できます。もっとも、年齢制限を設けることで、限定的に購買意欲を刺激する目的がある可能性も否定できませんが。

量が少ない

子供用のメニューになりますので、大人用のメニューと比べて量が控えめの場合が多いと思います。

子供は大人よりも体が小さく、胃袋も小さいので、一度にたくさんは食べることができません。

子供の食べられる量に合わせて、量を少なめに作られています。

子供向けの味付け

すべてがそうではありませんが、子供ランチは子供向けの味付けをされている場合があります。

内臓の発達していない子供は濃い味付けや、刺激の強い味付けでは負担が大きくなってしまいます。

ちゃんとしたお店では、調味料や香辛料を控えて、子供向けの味付けをしてくれています。

おまけ付き

お子様ランチといえば、おまけで付いてくる「おもちゃ」ではないでしょうか。

最近では、必ずしもおもちゃは付いていませんが。

子供にとっては、おもちゃが付いてくるのは嬉しいものです。

もはや、お子様ランチが食べたいのではなく、おもちゃが欲しいだけで頼んでいるのではないか?と思うほどです。

ディナー

それは正当な理由か?

お子様ランチの特徴といえば、先ほど説明したくらいでしょうか。

では、子供が大人用のメニューを頼みたいと言ったときに、それでもお子様ランチを食べさせようとする正当な理由となり得るのでしょうか?

そもそも、それが良いか悪いかは別にして、お子様ランチを食べるということは、子供を特別扱いするということです。

大人とは違う扱いをするということですね。

ところで、みなさんは子供を子供扱いしていますか?

「子供なんだから、当たり前じゃないか?」

本当にそうでしょうか?

僕の知る限りでは、「子供なんだから・・・」と言う親が、違うときには「もっと大人になりなさい」と子供に対して言っていることが多い気がします。

このように、大人の都合で、「子供扱い」と「大人扱い」を使い分けていませんか?

これは、フェアではありませんよね。

話が少しずれましたが、お子様ランチにしても、こちらでは「子供扱い」をして、別の場面では「大人になる」ことを求めるというのは、大人のズルいところだと思います。

では、僕の考える、お子様ランチを食べさせる正当な理由ですが、

上記の中で言えば、「量が少ない」と「子供向けの味付け」というところです。

量については、子供が食べることができない量を頼むのは、食材が無駄になることですので、その子供に適切な量を頼むことは必要なことだと思います。

当然、子供が大人用のメニューでも残さず食べられるのであれば、この理由は当てはまりませんし、子供が食べきれなくても、代わりに大人が食べてあげることでクリアできる問題ではあります。

味付けについては、僕が考える一番の正当な理由の一つです。

まだ内臓も未熟な子供にとっては、子供向けの味付けは、子供の健康にとって必要なことです。

子供のうちから、濃い味付けのものを食べていると、負担がかかりますし、濃い味に慣れてしまって、薄味では物足りなくなってしまい、結果として、ずっと濃い味を食べ続けることになってしまいます。

とはいえ、お子様ランチの味付けをどこまでお店が考えてくれているかは疑問ですが。

ということで、その他の理由については、僕が考える正当な理由ではありません。

おまけ付きについては、これが理由で親がお子様ランチを選ばせることはないと思いますので、そもそも理由にはなり得ません。

子供がお子様ランチを選ぶ理由にはなりますが、親が「おもちゃがあるから、お子様ランチにしなさい」とは言わないと思います。

では、安いということですが。

確かに家計を預かる親にとって、できるだけコストを抑えたいという考えは理解できます。

しかし、子供がお子様ランチではなくて、大人と同じメニューを注文することを高いからダメだというのであれば、大人は自分たちが言うところの、高いメニューを頼んでいることになります。

子供はだめで、大人は許されるというのは、僕にとっては正当な理由ではありません。

子供がだめであれば、大人もだめなはずです。

「大人はお子様ランチを頼めない」

確かにそうですが、逆に「子供は大人のメニューを頼める」わけです。

では、仮に大人もお子様ランチを頼めたとしたら、頼むのでしょうか?

恐らく頼まないでしょう。

なぜ?

「量が少ない」「味が物足りない」

なるほど、そうかもしれませんね。

では、子供にとってはどうでしょうか?

その子供が、お子様ランチでは「量が足りない」「物足りない」と感じているのであれば、大人と同じですね。

子供にとって、量も味付けも問題ないのであれば、子供がそれを望んでいるのであれば、大人と同じメニューを頼んであげるべきだと思います。

値段が高いという理由で敬遠するのであれば、大人が頼むものを安いものにしてあげて、全体の値段で調整してあげればいいではないですか。

大人は、子供に対する態度を、自分の都合で「子供扱い」と「大人扱い」を使い分けています。

そして、それは、多くの場合、扱いを逆にするほうが正しいことになると感じます。

みなさんはどうでしょうか?

ある時は「子供なんだから」、ある時は「もっと大人になりなさい」と、子供に対する態度を変えていませんか?

最後までご覧いただきありがとうございます。

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