子供を褒めることは難しい?叱った後には必ず褒めるようにすることで子供の自己肯定感を高める

ひまわり

みなさんは子供のことを褒めていますか?

いろんな親御さんと話していると

「ぜったいに褒めない」なんて言う親もいらっしゃります。照れ隠しなのか、本当に褒めないのかは分かりませんが、親から褒められない子供がいるとすれば、その子は自分が自信を持てなくなるのではないかと思ってしまいます。

僕は子育てにおいて、子供を褒めることを大切に考えています。特に親から褒められるということは、他人から褒められるのとは違う特別なことだと思っています。

子供を褒めるのに難しいことはない

子供を褒めることがない。

いつ褒めたらいいか分からない。

そんなことはありません。子供は常に成長しています。子供の成長は目まぐるしく、私たち大人とは違って、すごいスピードで成長しているのです。

昨日はできなかったことが、今日はできるようになる。なんて日常です。

これは、「褒めること」だらけですね。

今までできなかったことが、できるようになるなんて、まさに褒めるにふさわしいことだと思いませんか?

決して、そんな大げさなことでなくてもいいのです。

「靴ひもを結べるようになった」

「漢字を読めるようになった」

「自転車に乗れるようになった」

そんな、いろんなできるようになったことを褒めてあげてください。

それと、大切なことは、がんばる姿を褒めてあげることです。がんばる姿勢といいますか、何事も結果よりもその過程を褒めてあげることが大切です。

私たち大人はつい結果に目が行ってしまいがちですが、結果が出ても、出なくても、一生懸命がんばっているのであれば、その行為自体を褒めてあげることです。

「テストで100点をとった」とか「かけっこで1等になった」というような、結果が伴う場合には、簡単に褒めることができると思いますが、常に良い結果を出し続けるというのは、困難なことです。そして、結果ばかりを褒めていると、結果を出さないと褒められないというプレッシャーになってしまいます。

そうではなくて、そのがんばっている行為を褒めてあげましょう。

「よく頑張ったね」「いっぱい練習してすごいね」といったように。

そうすることで、子供は結果が出ようが出まいが、努力をするという姿勢が身につきます。自己肯定感を身につけることができます。

叱ることはいけないこと?

褒めることが良いことだと言うと、逆に「叱ってはいけない」と捉えがちですが、それは間違いです。

当然、子供が悪いことをした時や、間違ったことをした時には、ちゃんと叱ってあげることが大切です。

僕自身も、子供が間違ったことをした時には、叱るようにしています。

誰でも間違いは起こすものです。ましてや子供であれば、まだ、何がいけないのか?なんて分かっていないこともあります。

そんな時には、ちゃんと叱ってあげることで、間違いを正してあげる必要があります。

ここでいう「叱る」とは、感情的に「怒る」のとは違います。あくまで、子供の間違いを正すために導いてあげることです。

僕が子供を叱るときに、心掛けていることとして、「叱ったあとには、褒める」ということがあります。どういうことか?

子供が何か悪いことや、間違ったことをした時に、子供を叱ります。

そして、叱った時には、その行為の何が間違っていて、どうすれば正しいのかを子供自身に考えさせるようにしています。

そして、子供が正しい結論に達した時に、

「ちゃんと分かって偉いね」と褒めるようにしています。

そして、間違ったことをした時に、子供が「ごめんなさい」と謝った時にも

「ちゃんと謝れて偉いね。次からは気を付けるんだよ」と褒めるようにしています。

間違いを犯すことは誰にでもあることだと思います。私たち大人だって間違いをすることはあるものです。ましてや子供であれば、それがいけないことと気づかずにしてしまうこともあるものです。

間違うことは誰にだってあるのであれば、大切なのは、間違った後にどうするのか?だと思います。

ですから、間違った後に、ちゃんと謝る。そして、正しく行動を改善できる。ということは、子供にとって大きな成長だと言えます。

これは、褒めてあげるべきだと、僕は思っています。

ライオンの親子

ちゃんと叱って、ちゃんと褒めることの効果

こうやって、ちゃんと叱って、そして、ちゃんと褒めることは、親子のコミュニケーションにとっても良い効果をもたらします。

叱ってばかりだと、子供は親の愛情を感じられなくなってしまいます。何をしても叱られてばかりで、褒められることがないと、子供は「親は自分のことが嫌いなんじゃないか?」と感じてしまうようになってしまいます。

やはり、褒めることで、自分が認められていると実感できるものです。

逆に、褒めてばかりで、叱ることがないと、親の威厳がなくなってしまいます。ある意味で親しみやすいということになるのかもしれませんが、親は友達ではなくて、子供のコーチであるべきだと思っています。

ティーチングとは教えること。コーチングとは導くことです。具体的には、答えをすぐに教えてあげるようなやり方がティーチングで、答えを自ら見つけ出せるように誘導してあげるのがコーチングです。それぞれ、場面に応じて使い分けすることで、成長に効果的です。

子供が間違った道に進まないように、導いてあげれる存在であるべきだと思います。

反面教師ということで、子供を導く方法もありますが。

厳しくするべきところでは厳しくしないと、子供の間違いを正すことができる存在になれません。

褒めるだけではいけないということですね。

という訳で、バランスが大切だということです。

子供の個性や性格によって、違いはありますが、僕の場合だと、「褒める」と「叱る」のバランスが、6:4か7:3くらいになるように心掛けています。

感覚的なものです。しっかり数値で表すのは無理だと思いますので、叱るよりも褒めるほうが多いかな?といった感じですね。

今のところ、このバランスで、親子関係は良好であると感じています。

子供が父親である僕を避けることもなく、そして、親の言うことを聞かないということもない。絶妙な関係性を築けているのではないでしょうか?

これが、叱る割合が多いと、親の存在を煙たがるようになり、例えば、親が出張でいないとなると、喜ばれるなんて寂しいことになりますし、褒める割合が多いと、親が軽く見られて、親の言うことをあまり聞かなくなってしまいます。

先ほどのとおり、その子の個性によって、ベストなバランスが違ってきますので、なかなか難しいとは思いますが、ぜひ親子の良い関係を築いてみてください。

今まで褒めたことがない親の方は、ぜひ子供が頑張っている姿を褒めてあげてみてください。

逆に叱ったことがない親は、何か人の迷惑になることや、人を困らせることがあれば、叱ってみてあげてください。決して無理に叱るネタを作らなくていいですよ。無理に叱ると、「なんでそんなことで叱られるの?」という内容になってしまいがちですから。

褒めることも、叱ることも、親子のコミュニケーションです。たくさん我が子とコミュニケーションを取ってみてください。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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