子供扱いと大人扱いを自分の都合で使い分けている親は子供から信頼されなくなると思う

サングラスの子供

大人という生き物は汚い生き物です。

純粋な子供を騙しては、自分の都合の良いように操ろうとしています。

そういう過程を経て、ずる賢い大人に成長していくのでしょうが。

しかしながら、まだ純粋で、大人のいう事を真っ白な心で信じてくれる子供たちを騙して、大人の都合の良いように誘導することは、卑怯ではないでしょうか?

親が子供に対して、どういう姿勢で接するべきか?

2児を育てる父親である筆者の考える、親のあるべき姿についてお伝えします。

子供扱いと大人扱いを使い分けていませんか?

親である大人が、自分の子供に対して、どういった扱いをしているか?

多くの大人たちが、子供扱いと大人扱いを使い分けているように感じます。

どういうことか?

子供なんだから、子供扱いして当たり前なのではないのか?

一見、そう思いますよね。

しかし、子供と接している、親や大人たちは、じつは場面に応じて、子供扱いと大人扱いを使い分けているのです。

子供扱いをしている時

では、どういった時に子供扱いをしているでしょうか?

相手は子供ですので、基本的には子供扱いをしているはずです。

例えば、子供に対してこういった言葉をかけていませんか?

「まだ子供なんだから」

「子供にはまだ早いよ」

「大人になったら分かるよ」

こういった言葉というのは、ある出来事や、物、行動といったものが、大人になってから経験するべきもので、子供の時には経験するべきではないといった場合に出ることですね。

確かに、子供はまだ成長過程ですので、大人と違って、体も小さく、心も未熟な部分がありますので、大人にとってはできることでも、子供はできない。または、子供にとっては難しい、適していないといったこともあります。

例えば、タバコやお酒は法的にも子供が摂取することはできませんし、刺激的な映画やゲームにも年齢制限があるものもありますね。

そういった意味では、子供の健康や、心の健やかさを守るために、子供に不適切なものを排除するということは間違っていません。

このように子供のために、子供を守るために、子供扱いをすることは、当然ですし、正しいことだと思います。

しかし、大人の都合の良いように、子供を子供扱いしている場合があります。

例えば、とても高級な食材を贈り物でいただいた時に、大人が自分たちがそれを食べたいからと、「〇〇ちゃんには、まだ早いかな」といったように、子供には与えずに、大人たちで独占するといったときです。

当然、本当に子供にとっては、食べるべきではないものも存在しますが、子供が食べることが問題ないものを大人が独占したいからといって、子供には早いと理由付けして、子供には与えないなんて、大人の横暴ですね。

大人扱いをしている時

続いて、大人扱いをする場合とはどういった時でしょうか?

相手は子供なのですから、大人扱いなんてしないのでは?

そう思いますよね。

しかし、実は、親というものは、子供に対して、大人扱いを使い分けている場合が多くあります。

「もっと、大人になりなさい」

「もう〇〇歳なんだから」

「こんな事もできないの?」

「父さん(母さん)は、いつもこれくらいしているよ」

どうですか?

みなさん、子供に対して、こういった言葉をかけていませんか?

大人扱いをするということは、親にとっての理想を子供に対して押し付けるような場面で起こります。

家事をしてもらいたいとき。

勉強や、運動に対して高いレベルを求めるとき。

その言葉を発する人間は大人ですので、大人にとっては当たり前のことを要求してしまいます。

しかし、相手は子供です。大人と同じレベルで考えてはいけませんよね。

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自分は、子供のレベルに合わせて要求していると思っていますか?いいえ、先ほどの例のような言葉が出ているのであれば、それは子供の気持ちにはなれていませんよ。

止まれの標識

大人の都合で使い分けをしない

このように、子供扱いと大人扱いを使い分けているのは、大人の都合でしかありません。

大人になってもらっては困る場面では、子供扱いをして、大人としての能力を求める場面では、大人扱いをしているのです。

これでは、主張に一貫性がありませんので、説得力が無くなります。

真に子供の為を考えるのであれば、逆にすべきです。

どういうことか?

先ほどの事例でいうと、子供が何かを得ようとしている時、物であったり、体験であったり、そういった時には子供扱いをして、子供がそれを得ることを妨害しています。

逆に、子供が能力や技術を使用する時、勉強や、家事といった、自分の力で何かを行う場面では、大人扱いをして、より高いレベルを求めるようにしています。

ですから、こういった場面での扱いを逆にするのです。

子供が得ようとしている時には、大人扱いを、子供が何かを行う時には子供扱いをすれば良いのです。

そうすれば、大人の都合ではなく、子供に寄り添った対応ができると思います。

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何かを得る時

例えば、先ほどの例で言えば、おいしい食べ物があれば、子供も大人と同じように扱います。

子供も大人も平等に、それを得る権利を与えます。

子供だから少なくなんてしなくてよいのです。

何かを得る時に、大人も子供もありません。皆に平等に権利があるはずです。

当然、実際に子供には好ましくないものもありますので、それは例外ですし、そういった物はそもそも子供の目に触れるないようにするべきだと思います。

ちなみに、僕は子供が小さい時にはお菓子を与えていませんでしたので、自分もお菓子は食べないようにしていました。

何かを行う時

例えば、勉強をしている時、家事を手伝ってくれている時、そういった時には子供は子供です。

子供だから、大人と同じようにはできません。

子供なりに頑張っているのですから、しっかり褒めてあげてください。

「よくできたね」

「上手にできたね」

子供の時は、何事も経験不足です。

最初から上手にできる人なんていませんよね。

しっかり、頑張っているのですから、しっかり褒めてあげましょう。

大人みたいにできないのは当たり前です。

私の子供は頑張っているように見えない?いいえ、子供はみんな子供なりに頑張っているのです。経験不足で、頑張り方さえ分からないのですから。まずは、やってみるということ。行動をすると決めたことに対して、敬意を示してあげてください。

大人の都合ではなく、子供の都合で考える

このように、子供扱いや大人扱いは、大人の都合で決めている場合が多いようです。

ですから、いったんそれをリセットしてみて、大人の考える、子供扱いと大人扱いを逆転させてみれば、それが子供に都合の良いことに繋がります。

子供にとって、何が本当にベストなのか?

それを考えて、子供の扱いを考えてみてください。

大人の都合ばかりを優先させていても、子供にとっては良いことにはなりませんよね。

だって、大人のことを優先して考えているのですから。

親であれば、子供の都合を第一に優先すべきです。

ぜひ、あなたにとっての、子供扱いと大人扱いを見直してみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございます。

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