ワンオペ育児をしている母親へ、育児に参加しない夫を協力させる方法を育児パパが考えてみた

赤ちゃんを抱く母親

ワンオペ育児とは、一人で家事や育児をしていること

ワンオペとは、ワンオペレーションの略で、一人で何か作業をすることです。

ワンオペ育児という場合は、家事や育児を夫婦のうち、どちらか一人でしている状態であり、大きな負担となってしまいます。

多くの場合は、妻がひとりで育児と家事をしている状況のことを指します。昔と比べると男性の家事・育児への参加は増えていますが、日本はまだまだ夫の育児・家事参加については遅れています。

では、どうしてワンオペとなってしまうのでしょうか?解決方法はあるのでしょうか?

夫が仕事で忙しい。妻が専業主婦であれば、家事や育児をひとりでこなしているという状況が生まれやすいと思います。

さらには、共働きであっても、夫が家事や育児を全くしないという家庭も珍しくありません。

  • 仕事のときだけでなく、休日でも夫がゴロゴロしてばっかりで家事や育児をしてくれない。
  • 休日は、スマホゲームばかりしている。
  • 子供が「遊んで。」と言っても、相手をしてあげない。
  • 「仕事で疲れているから、休日くらいゆっくりさせてくれ。」と言うくせに、元気にゴルフに行っている。

あなたの家では、こういったお父さんはいませんか?

結婚した時は共働きでも、子供が生まれた時に妻が育児休業をとることで専業主婦状態になっていて、一人で家事や育児をやってきたため、仕事に復帰してからもその状態が継続しているという場合も多いようです。

特に夫婦共働きの状態でのワンオペ育児は、同じように仕事をしているにもかかわらず、育児や家事の負担が妻に集中することで、夫への不満が膨らむ原因となります。

何よりも、仕事をしながらの育児や家事は体への負担が大きく、放置していれば健康にも影響がでてしまう可能性も!

夫に育児・家事をさせるにはどうすればよいか?

一番いいことは、夫に家事や育児に参加してもらうことですが、現在全く家事・育児をしていない夫に、急に協力させることは、なかなか難しいものです。

まずは、なぜ夫が家事・育児をしてくれないのか?原因をはっきりさせることで、協力させる方法が探れるかもしれません。

協力したい気持ちはあるけれど、やり方が分からない

そもそも、育児や家事をやったことがなく、どうすればいいのか分からないという可能性があります。

誰でも初めてのことはわからないものです。

この場合は、少しずつ簡単なものから始めてもらうといいでしょう。

家事であれば、「掃除機をかけてもらう」「洗濯機を回してもらう」

育児であれば、「赤ちゃんが泣いたときに抱っこしてもらう」「お風呂に入れてもらう」などでしょうか?

育児に関わっていないパパであれば、赤ちゃんを抱っこすることは基本中の基本となります。父親といえど、今まで関わっていなければ、赤ちゃんとの信頼関係ができていません。今後の育児をスムーズにするためにも、赤ちゃんとのスキンシップは大切です。

簡単なものから少しずつ慣れてもらい、徐々にステップアップしてもらいましょう。面倒くさいかもしれませんが、やり方を丁寧に教えてあげてください。みんな最初は初心者です。大きな気持ちで見守ってあげてください。ただし、あまり細かく指示をしないほうが吉です。完璧にできるわけないし、負担感が大きくなり、諦めてしまうかもしれません。

立派に成長するまで、長い目で見てあげましょう。

慣れてくれば、夫のほうが几帳面に家事をしてくれるようになるかもしれません。

決してダメだししてはいけません。男はプライドが高いので、注意を受けるとやる気をなくしてしまいます。少し気になっても今後に期待して、めいいっぱい褒めてあげましょう。男は単純です。気をよくして、さらに協力してくれるようになるでしょう。(嘘っぽいのは駄目ですよ。)

家族

仕事をしている人間が一番偉いと思っている。

こういった男性も、未だに一定数存在しているのが現状です。

絶滅危惧種ではありますが、しぶとく生き残っているのです。最終的にはパートナーに愛想をつかされて環境に適応できずに、熟年離婚により絶滅する運命ではありますが、何とか延命するように導いてあげましょう。

このタイプは仕事をバリバリして、家庭を経済的に支えているという意識を持っています。家事や育児をしてくれるパートナーがいるから、仕事に集中できているということに頭が回りません。

彼らにとっては専業主婦の地位はとても低いです。共働きをしているとしてもパートナーがパートタイムであれば、自分のほうが偉いと思っていますし、さらには、お互いフルタイムで働いているとしても、自分の年収のほうが高ければ、それで地位が上だと考えています。

年収が高いのは自分の能力が高いからではなく、日本という働く女性の地位が低い課題のある社会構造のおかげであるにもかかわらずです。

こうした人は、自分は稼いできているのだから、家事くらいは妻がしたらいいと思っています。

なんだか、離婚して慰謝料もらったほうがいいような気がしてきましたが、こんな絶滅危惧種でも協力をしてもらう方法を考えていきたいと思います。

男性はプライドが高いものですが、この人はさらに上をいくプライドを持っています。家庭では自分が王だと思っています。

こうした人には、下手に出てお願いしてみましょう。

ただ、普通にお願いしても、「それは、妻であるお前の仕事だろう。」なんて思っていますので、協力させるのは困難です。

ですので、ほかの家事や子供を見ていて手が離せないという状況でお願いしてみるとか、しぶしぶでも手伝わせる方法でやってみてはいかがでしょうか?

そして、少しずつでも協力してくれた時におだてて調子に乗らせましょう。少しずつ家事や育児をすることに達成感を与えていきます。

決してほかの家のお父さんと比べて、「あっちのお父さんは協力してくれるらしいよ。」などと言ってはいけません。逆効果です。

既に説明したとおり、彼らは王です。プライドの塊です。そんなことを言えば、すねてしまいます。面倒くさいですが、男はいつまでも幼稚なのです。

そういう時は、逆に「あっちのお父さんは全然家事をしてくれないんだって、それに比べて、うちは協力してくれて助かる。」なんて、心にもないことを言っておきましょう。幼稚な彼らは調子に乗って、ほいほい協力してくれるようになるでしょう。

褒めることで、彼らは自分の地位がおびやかされることを恐れて、協力するようになります。

それでもダメなら外部に頼んでみる

ここまでしても、夫が協力してくれない場合は、今後の熟年離婚に備えて日々の不満を記録するとともに、ほかの手段を考えましょう。

または、本当に夫に時間がないという場合もあるかもしれません。

ワンオペ育児は大きな負担です。自分の子供のことだからと抱え込んでいると、やがて肉体的にも精神的にも限界がきてしまうかもしれません。

そうなる前に、誰かのサポートを受けることを考えましょう。

まず、自分の親やパートナーの親に頼めるのであれば、サポートを頼んでみましょう。実家が遠方であれば、難しいかもしれませんが、いざとなれば実家に帰ることも考えてもいいと思います。そこまでの選択肢を示すことで、夫も真剣に考えてくれるかもしれません。

それも難しいなら、地域のファミリーサポートに行ってみましょう。最初は抵抗があるかもしれませんが、行った先輩ママたちからは「こんなところがあるなんて、早くいけばよかった。」と好評な意見をよく聞きます。

そういったところに行けば、自分と同じ境遇のお母さんたちがいるので、自分の悩みや不満を共有もできます。

育児には大きな責任が伴います。それによる精神的負担はとても大きいものです。その負担を一人で抱え込むことはよくありません。唯一のパートナーが、それを分かってくれないとすると寂しいことですが、あなたは一人じゃありません。お母さんが健康でいられないことは、子供にとっても不幸なことです。自分のために、何よりも愛する子供のためにも、抱え込まずに誰かの協力が得られるようにしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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