マイホームか賃貸か?育児に最適な住宅の選び方は?僕が一戸建てを選んだ理由

マイホームと賃貸の違い

マイホーム。一生のうちで多くの人にとって、最も大きな買い物であり、ほとんどの人が一生に一度しか体験しないであろう買い物です。

何回も家を建てることができる人は読み飛ばしてください。羨ましい。

しかし、自分と家族が住む家については、自分で建てる・もしくは購入するいわゆる「マイホーム」とアパートなどのような「賃貸住宅」という、大きく分けて2つの選択肢があると思います。

「マイホーム」を建てるとなると、先ほどお伝えしたとおり、一生で一番高価な買い物になる場合が多く、しかも一生で一度きりとなるものが大半で、やり直しはできません。

そう考えると、「マイホーム」を購入するという選択を決断するのには、とてつもなく大きな意思が必要だと思います。

お気に入りのジャケットを買うくらいの気持ちでマイホームを購入する人は読み飛ばしてください。羨ましい。

そこで、「マイホーム」という決断をするための材料として、「マイホーム」と「賃貸住宅」の違いについて少し考えてみたいと思います。

自分のものになるか?

一つ目の違いですが、「自分のものになるか?どうか?」です。

「マイホーム」の場合は、当たり前ですが、自分のものになります。自分でお金を払って購入しているのですから、当然ですね。

そして、自分のものになるということは、煮ようが焼こうが自分の思い通りになります。リフォームや増築、DIYなど自分のやりたいようにすることができます。

まあ、家族全体の意見もありますので、勝手に一人でリフォームしたり模様替えをすると家族と揉める場合もありますので、自分のものと言っても、家族全体のものですので、自分ひとりだけのものと勘違いしないように。

逆に「賃貸住宅」は自分のものではなく、その名のとおり借り物です。人の物をお借りして住んでいるわけです。

ですから、好き勝手に改造してはいけません。何かするにしても、家主(オーナー)の了承が必要です。住宅を出ることになり、お返しする時には原状復帰させる必要があることを考えて生活する必要があります。

このように、やはり住宅に対する自由度においては、圧倒的に「マイホーム」が有利です。

支払う費用

かかるお金についても、「マイホーム」と「賃貸住宅」では違いがあります。

「マイホーム」の場合は、住宅を建てる・または購入する費用が必要です。そして、冒頭でもお伝えしたとおり、かなり大きな金額になる場合が多いため、ローンで支払う人が多いと思います。それも、かなり長期間のローンになります。

フラット35であれば、その名のとおり35年間もローンを支払い続けることになります!20歳で建てても、55歳!

また、ローンをするということは利息が発生します。利息とはローンを組まなければ必要ない出費ですので、余分な出費と言えるかもしれません。

そして、「マイホーム」が自分のものになることから、発生する費用として「メンテナンス費」があります。家というものは、とても長い期間住み続けるものです。長く住んでいると、いろいろなところが老朽化してくるため、何十年という期間では、修理やメンテナンスが発生します。外壁の塗装をやり替える必要が出てくるでしょうし、屋根瓦も古くなると変えないといけないかもしれません。

一方で賃貸住宅は他の人の物ですので、修理やメンテナンスは基本的に家主がしてくれます。当然、自分の過失により、住居を壊してしまった場合には、「賠償」という名の修理費が発生することにはなりますが。

他人の物を壊したら、直すのは当たり前ですね。

さらに、「マイホーム」が自分のものになるということは、自分の資産になるわけですので、「固定資産税」という税金がかかってきます。

固定資産税は自分の所有する土地や建物に対してかかる税金ですが、その資産の評価額に応じて、税金の額も決まってくるので、人によって金額は違いますが、しっかり予定していないと、家を建ててから、「あれ?何この金額?」なんてことになりかねません。

僕も決して少なくない金額の固定資産税を毎年納めています。

一方で「賃貸住宅」であれば、毎月の家賃が発生します。「マイホーム」の住宅ローンは期間は長いとしても、いずれ終わりがきますが、「賃貸住宅」の家賃は住んでいる限り、永遠に発生する費用になります。

このことから、よく「家賃を払い続けるなら、同じ額の住宅ローンを払った方が、自分の家を買えてお得ですよ」といった論法で住宅メーカーは持ち家をオススメしてきます。

しかし、「賃貸住宅」は最初に敷金や礼金といった余分なお金がかかる場合がありますが、基本的には家賃以外の費用はかかりません。

しかし、「マイホーム」には先ほどお伝えしたとおり、「メンテナンス費用」や「固定資産税」といった「賃貸住宅」ではかからないお金がかかってきます。

ですから、「家賃と同じ額の住宅ローンでマイホームを建てられる」と考えて、住宅ローンを組むと、それ以外にお金が必要になり、賃貸の時よりも費用がかかることになってしまいます。

また、費用とは違いますが、勤務先で「家賃手当」が出ている場合は要注意です。「賃貸住宅」の家賃に対して、いくらか会社から手当が支給されている場合、持ち家だと手当の対象にならない場合が多いようです。その分、手当が減るということは、毎月の収入が減ることになり、実質費用が多くなるのと同じことになります。

この場合も、「家賃=住宅ローン」の金額を設定していると、手当が減った分、手元に残るお金が減ることになります。

このように、それぞれで必要となるお金に違いがあることを考えて、出費を計画して、マイホームか賃貸住宅かを選択する必要があります。

簡単に引っ越すことができるか

さて、住み始めてから、そこから引っ越す必要が生じた場合に、簡単に引っ越すことができるかどうかですが。

「マイホーム」の場合は、当然困難であると言わざるを得ないですね。

多くの人にとって一生に一度の買い物です。一度「マイホーム」を建てたのであれば、そこに住み続ける覚悟が必要です。簡単に売り払って、違う土地へまた家を建てるなんてことは不可能ではないでしょうが、かなりハードルが高いでしょう。

そういったことからも、家自体だけではなく、土地や周囲の環境、子供が通う学校がどんなところか?買い物に行くにはどういった店があるか?近所の住民はどんな人か?そういったことを総合的に判断して、一生ここで暮らしても大丈夫と覚悟できるところに家を構える必要があります。

逆に「賃貸住宅」であれば、そのハードルは低いです。引っ越しにあたり、いくらか費用が発生しますが、マイホームと比べれば断然、引っ越ししやすいでしょう。

ですから、住んでいることろが気に入らないことがあれば、引っ越すことができるのです。これは、メリットと言えるでしょう。隣人が気に入らなければ、どこか別のところに引っ越せばよいのです。気になるスイーツのお店が別の地区に出来たら、そこに引っ越せるのです。

先ほどの費用の違いで説明した、住み続ける限り家賃が発生するということは、一見デメリットのように思えますが、逆に言えば、このようにフレキシブルに住むところを変えることができるメリットにもなります。

さらに、変えられるのは場所だけではありません。賃貸住宅も広さや、立地によって家賃が変わってきます。生活スタイルに合わせて、家族構成に合わせて、住む部屋や家賃の金額についても、変えることができるわけです。

「マイホーム」は一度購入したら支払う金額は基本的には変わりません。ローンの繰り上げ返済によって利息の支払い額が少なくなるということはありますが、当初の家の価格自体は変わりませんし、将来子供が大きくなって巣立っていったとしても、部屋を減らして、その分、家の価格をキャッシュバックなんてことはできません。

「賃貸住宅」であれば、例えば、収入が減ったから、家賃の低いところへ引っ越すなんて事もできる訳です。

このような変化に対応できるということが、「賃貸住宅」の一つのメリットになります。

我が家はマイホームを選んだ

さて、いろいろと違いを説明しましたが、そういった部分も踏まえて、僕はマイホームを建てました。

その理由として、まず、僕とパートナーの仕事は転勤で遠方に飛ばされるなんてことが基本的にありません。マイホームを建てたはいいけど、どこか遠くへ行ってこいなんて心配は基本的にありませんでした。

マイホームを建てた途端、どこか見知らぬ地で単身赴任なんて事にはならないということです。

そういった面では、居住を変更する必要が生じないということですので、引っ越ししないといけないなんて心配はありません。

次に、子供をのびのびと育てたいという気持ちがありました。

賃貸住宅だとのびのびと育てられないのか?と言われると、語弊があるかもしれませんが、やはり賃貸住宅だと子供がつい、何かを傷つけたりしないかと心配になりますし、アパートだと、子供が大声で歌ったり、踊ったりすると、隣の部屋への騒音が気になります。

僕は一戸建てを建てましたので、ある程度の声であれば、隣の家に聞こえる心配はありませんし、マイホームであれば、子供が壁に落書きしようが、ボールを投げつけようが自由です。

やはり、小さい頃はあまり窮屈に育てたくないという気持ちがありました。

この選択は実際に大成功で、子供たちはマイホームでのびのびと成長しています。大声で歌ったり踊ったり走り回ったり笑ったり、家の中でボールを壁あてしたりしています。

あまり、家の中で壁あてする家庭はないようですが。

おかげで、子供たちの笑い声が絶えない暖かい家ができました。

費用については、しっかりと検討しました。それまで払っていた家賃と住宅ローンやそのほかに発生する費用を計算して、ちなみに僕も先ほど説明したように家賃手当が出なくなる会社でしたので、その分の減も考えて、ライフプランを作成しました。そして、これならいけると判断してマイホームを建てることに決めました。

そして、おそらく一生、住むであろう地についても、研究しました。僕が真っ先に優先したのは防災です。最近では、これまでにない災害が発生しています。水害や地震の心配ができるだけ少ない土地を選びました。

川や傾斜地の近くは避け、地盤がしっかりしている土地を選びました。そういったことから、少し小高い台地にある土地ですので、近くにスーパーがないといったデメリットはありますが、安全性を優先したという訳です。これまで、僕の住んでいる地域でも大雨などによる災害なども多く発生していますが、僕の住んでいるところは今のところ全く心配ありません。

やはり、住宅は命を守る場所であると思っています。安全が一番優先すべきと思います。

しかしながら、まだ住宅ローンを返済している最中ですので、本当に正解だったかどうか?賃貸でなくてよかったのか?は住宅ローンを無事返済し終わってから答えがでるのだと思っています。

みなさんも一生に一度の買い物を、しっかりと悩んで、研究してから決定してください。人によって家庭の環境も、優先すべきことも変わってきます。自分にとって何が最善かを考えて、後悔しない選択をするようにしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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