共働きの家庭では、子供を留守番させる場合もあるかと思います。
子供が小さいうちは子供だけで留守番させるのは不安なものですね。いったい何歳になったら一人で留守番をさせてもいいのでしょうか?
留守番する時間や、その子の性格、親の考え方などにより、一概には言えませんが、僕は基本的には、可能な限り子供に留守番はさせたくないと考えています。
その理由について、説明したいと思います。
また、どうしても留守番をさせなくてはいけないとなったときの注意点についても触れたいと思います。
子供が何歳でも安全を優先させて留守番はさせない
結論から言うと、全てにおいて「安全」を優先すべきです。
子供の命よりも優先することなど無いからです。
そういった理由から、僕は子供に可能な限り留守番はさせないようにしています。
「可能な限り」と書いたのは、やはり状況によって留守番をさせざるを得ない場合には、留守番をさせている時もあるという事です。
僕の家庭も共働きなので、状況によっては子供を見ている人が誰もいない状況になる場合があります。どうしても、難しい場合には留守番もやむなしとして、留守番をさせる場合もあります。
しかし、考え方としては、子供の安全を最優先ですので、あらゆる手段を使って、子供だけで留守番をさせないように心掛けています。
具体的には
- 夫婦どちらかが休みをとる(仕事の状況で休めない場合もある)
- 僕の親(つまり子供のじいちゃん・ばあちゃん)に頼む
- 外出する場合は子供を一緒に連れて行く
といった手法を試みますが、これらの対策がどれもできない場合には、留守番ということになるわけです。
しかし、子供の身に何か起こっていないか心配で、仕事が手につきません。精神衛生上よろしくないわけです。
という訳で、可能な限り留守番はさせないようにしています。
留守番させないことは過保護なのではないか?
こういったことをお伝えすると、他の親御さんから「過保護だ」といった言葉を頂戴することが、たまにあります。
「子供の自立心を養うために、留守番をさせたほうが良い」
「いつまでも面倒を見る訳にはいかないのだから」
「うちはもっと小さな子供も留守番をさせているよ」
といったような、お言葉を頂戴します。
果たして、留守番をさせないということは、過保護な親なのでしょうか?
僕は子育てにおいて、特に子供の安全にかかわることに関しては、自分のベストを尽くすべきと考えています。
冒頭でもお伝えしたとおり、子供の安全は全てに優先される事項です。
子供の安全を守るためであれば、親は自分の持てる能力を駆使して、最善の行動を取るべきと考えています。
仮に子供に何かあった場合に、自分がベストを尽くしていないと、僕は絶対に後悔します。「なぜあの時、一緒に行かなかったのか」「なぜ、一人で留守番をさせてしまったのか」といったように。
だから、僕はベストを尽くします。
心配しているような事が、自分の子供に降りかかる可能性なんて、とても小さいものだなんてことは分かっています。
100回に1回か?1,000回に1回か?もっと少ない可能性か?
だから、僕の「過保護」を否定する親たちは
「そんなこと、起こるわけがない」と言います。
この考え方は、リスク管理としては間違っています。
僕は「起こるわけがない」ではなく、「起こるかもしれない」と考えます。
ひょっとしたら、1,000回に1回のうちの1回が、自分の子供が留守番をしている「今日」起こるかもしれません。
だから、僕は最善を尽くします。自分にできるだけの手段を使って、子供の安全を守ります。
それって本当に子供のためですか?
僕のこうした行動を「過保護」と否定する親たちは、果たして僕以上に子供の事を考えているのでしょうか?
「そんなに過保護にしていたら、子供の自立心が育たない」
なんて言う親は、一見子供の成長のために留守番することを肯定しているように思えます。
子供が一人で留守番をすることで、子供の成功体験に繋がり、子供の自立心や、達成感による、心の成長を促すことになるということは、理解できます。
しかし、それは留守番でないといけないのでしょうか?
僕は子供の自立心を養うために、子供に家事を積極的に手伝ってもらっています。慣れない手つきで失敗しても、まだ下手くそでも、一生懸命手伝ってくれたことを、めいいっぱい褒めるようにしています。
このように、子供の自立心を育てることが目的だとすれば、他にも手段はいくらでもあります。何も留守番に限る必要はありません。
それなのに、他の手段も検討せずに「留守番をさせることで、自立心を育てる」といっている親は、本当に子供の為なのか疑問に感じます。
僕が接してきた親たちは、そうやって留守番をさせることの理由付けをしているだけにしか感じませんでした。結局、親自身が面倒くさいから、親の都合のいいように、留守番をさせることの理由付けをしているだけだと感じました。
それは、ただの親自身のためですよね。子供のためではありません。
本当に子供の成長を願っているのであれば、他の手段も考えることができるはずです。そして、本気で子供の自立心を育てたいからと思っているのであれば、留守番をさせているようにして、どこか隠れて見守るなんて事も出来る訳です。
それも無しに、思考停止して、「過保護だ」と否定する親たちは、果たして僕以上に子供のことを考えているのでしょうか?
どうしても留守番をさせる時には
それでも、僕にもベストを尽くしても留守番をさせなくてはいけない状況もあります。
もしも留守番をさせることになっても、子供の安全を守るために最善を尽くさなくてはいけません。
できるだけ子供に対するリスクを回避するようにします。
- 戸締りはきちんとする。玄関はチェーンまでかけるように子供に促す。
- 誰かが家を訪ねてきても、絶対に応答しない。知り合いだとしても、家族以外には居留守を使う。
- 同様に電話がかかっても、絶対に出ない。ナンバーディスプレイで家族と分かる場合は除く。
- 火を使わない。
- 非常時には電話で助けを呼べるようにしておく。
こうしたことを、子供と打ち合わせをして、徹底しておきます。
逆に、こうしたことが徹底できない小さい子供だと留守番は難しいということになります。
個人的には、悪意を持った大人に、子供が狙われた場合には、子供が自分で身を守ることは困難だと思います。
ですから、子供がそういった大人と出会わないようなリスク管理を心掛けます。
また、事故にも気を付けます。
どうでしょうか?みなさんは子供の安全に対してベストを尽くしていますか?
最後までご覧いただきありがとうございます。
どこまでが過保護?子育てで気を付けたい自ら解決する力を身につけさせるためには?