挨拶は大切と教えてもらいました
おはようございます!
僕には2人の子供がいます。挨拶は大切だって子供にも教えていますし、学校でも習うことですよね。
あなたの家庭では、家族がきちんと挨拶をしていますか?
朝起きたら、「おはようございます」。ご飯を食べる時は、「いただきます」。食べ終わったら、「ごちそうさまでした」。家に帰ってきたら、「ただいま」。寝る時は「おやすみなさい」。そして、何かをしてもらったら、「ありがとうございます」。といったように。
ところで、過去の記事でもお伝えしたように、僕は子供が学校へ通学するときに、子供たちが集合する場所の交差点で「見守り」をしています。
ですので、当然、子供たちが学校へ向かい通りかかるたびに、「おはようございます!」と言って、元気に挨拶をしています。
見守りというのは、子供たちに挨拶をして、自分の存在を認識してもらうことも大切だと思うからです。そうすることで、何か子供たちにトラブルや困ったことがあった時にも、声をかけやすくなればいいかな。と考えています。
こちらから、挨拶をするので、子供たちも「おはようございます!」と元気よく挨拶を返してくれることを期待しますが、現実は挨拶しない子供が多いと感じます。
あまりに挨拶をしてくれないので、今どきは学校で「知らない人に挨拶をしてはいけない」と教えているのか?と思っていましたが、自分の子供に確認したところ、そんなことはないそうです。
全くいないわけではありませんが、きちんと挨拶をしてくれる子供は圧倒的に少数です。マイノリティです。こっちが一人で挨拶している、恥ずかしい大人になってしまいます。
別に恥ずかしくはありませんが。そういった感情はとっくに消失しています。でないと見守り隊なんてできません。
そして、挨拶してくれたとしても、ボソボソッと、小さい声でする子が多いですね。中には声が小さすぎて全く聞こえないので、挨拶をしてくれたと思っていない子供もいるかもしれません。
僕の印象では、そういった面では、きちんと元気に挨拶をしてくれる子供は1割もいないように思います。小さい声で挨拶をしてくれるのが、半分くらいでしょうか?残りはガン無視です。半分くらいはガン無視というわけです。寂しいですね。
パパ男「おはようございます!」
小学生「・・・」
おお!寂しい!寂しい大人です。
どうして挨拶ができないのか?
では、どうして挨拶ができないのか?と考えてみました。
恥ずかしい
やはり、子供にとって、自分の親でもない、先生でもない、他人の大人に大きな声で挨拶をするということは勇気がいることだと思います。
僕もシャイボーイなので、知らない人に挨拶するのは緊張します。
子供の性格にもよりますが、おとなしい真面目な子供だと、恥ずかしいと感じるのが強いかもしれませんね。ちなみに僕の子供の一人もそんな性格です。
全員がそうではありませんが、元気に挨拶をしてくれる子供はやんちゃな学校でも騒がしいような子供が多いですね。
警戒心が強い
最近の子供は警戒心が強いかもしれません。
警戒心が強いというよりは、世の中が物騒になってきたということです。僕の地域の学校では、保護者に対して「不審者メール」というものが届きます。
これは、子供が不審者に遭遇したといった情報が、地域の全ての保護者に届くというものです。「○○町で、子供に不審者が声をかけてきた」といったように。
このメールが頻繁に届きます。「どれだけ不審者多いんだよ!?」って感じです。
ということもあり、学校でも家庭でも、「知らない人には着いて行かない」といった教育を徹底しているように思います。
ですので、子供たちも「知らない大人」に対して警戒心が強くなっているのだと思います。
ニュースで「見守り隊」が「不審者」だったというものも見ましたし、毎朝、通学路に立って声をかけてくる、おっさんが保護者のみなさんからしたら「そいつ不審者なんじゃないか?」と思われているかもしれません。
今の時代は、そういった警戒心は重要だと思います。日本が平和な時代は終わったのかもしれませんね。
そもそも挨拶が習慣になっていない
そして、何よりの原因は、子供にとって挨拶をすることが当たり前になっていないことだと思っています。
「挨拶をきちんとしなさい!」なんて言う、我々大人が果たして挨拶をきちんとしているのでしょうか?
朝起きたら「おはようございます」
ご飯を食べる時は「いただきます」
食べ終わったら「ご馳走様でした」
出かける時は「行ってきます」
帰ってきたら「おかえりなさい」
寝る時は「おやすみなさい」
そして、何か助けてもらったら「ありがとうございます」
みなさんはきちんと言えていますか?
僕は大人こそ、挨拶ができていないのではないか?と思います。仮に子供がいる時に家の中では挨拶をしているとしても、家を出てからはどうでしょうか?
コンビニへ買い物へ行きます。店員さんが「いらっしゃいませ。おはようございます」と挨拶をしてくれます。あなたは「おはようございます」と挨拶を返していますか?
ちなみに僕は挨拶をされたら、ちゃんと返すようにしています。なぜか?と言うと、それが当たり前のことだからです。
「挨拶をされたら、挨拶を返す」子供も教わる当たり前のことです。
でも、自分が買い物に行っている時に、他のお客さんたちで挨拶をしている人を見たことがありません。では、子供と一緒に買い物に行ったときに、親が挨拶をしていないとどうでしょうか?子供もそれに合わせて挨拶をしないことが当たり前になってしまいますね。
当たり前のことが、当たり前にできない。
レストランで食事をします。会計をして、店員さんが「ありがとうございました」と言ってくれます。僕は「ごちそうさまでした」と挨拶をします。
「こっちはお金を払っているのだから、挨拶なんて必要ない」
本当にそうでしょうか?
「お客様は神様です」なんて、誰かが言うから、自分は「神」だと勘違いをしている「お客様」が多くなっています。決してあなたは「神」ではありません。
そもそも「お客様は神様」は店員さんが言う事で、客が自分で「自分は神だ」なんて言う事ではありません。自分の事を「神」だなんて言うのは、ただの「中二病」です。
お金を払っているから偉いなんてことはありません。
「こちらはお金を払う」→「店はそれに見合う食事を提供する」
この時点で、お互いに対等です。それぞれが同等のものをPAYしているからです。
お店はお金を払ってくれたことに「ありがとう」の気持ちを伝えます。
客は食事を提供してくれたことに「ありがとう」の気持ちを伝えます。
ギブアンドテイクですね。
実は大人の方が、挨拶をできていないのではないでしょうか?
こうした大人の姿を見て、子供たちは「学校では挨拶をするように教えてもらうけれど、大人になったら挨拶をしなくていいんだな」なんて、感じてしまいます。
そして挨拶を馬鹿正直にすることが、馬鹿らしくなっていきます。
だって大人に挨拶をしなさいと教わったのに、その大人が挨拶をしていないのですから。
子供に対して、お手本を見せるためにも、我々大人がきちんと挨拶をできるようになりましょう。この世の大人が全員、元気に挨拶をしていれば、それが当たり前になります。
本当に当たり前になります。
そうすれば、子供たちも挨拶をすることに抵抗を感じなくなります。
だって、世界中のみんなが当たり前に挨拶をしているのですから。
それは、本当に平和な世界なんでしょうね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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