仲良し夫婦には思いやりが必用
結婚して、子供ができてから育児をしていますが、周りのパパ達ママ達から僕たち夫婦仲について、よく「仲が良いね」と言われることがあります。
自分でも周りに比べると仲が良いほうだとは思っていますが、そんななかで、他の夫婦の話(※おもにパートナーの愚痴)を聞いていると、パートナーに対して「そんな事、言ってはいけないよな」と思うことがあります。
では、どんな言動がNGなのか?
せっかく出会った愛するパートナーと末永く仲良くいられるために、できるだけ波風は立てたくないものです。子供たちは大きくなって巣立っていきますので、自分が最後まで苦楽を共にするのは今、隣に座っているパートナーです。
若いころの小さな過ちが、ずっと尾を引き、じいさん・ばあさんになった時に、「そういえばあの時こう言ったよな!」なんて復讐にあうかもしれません。
老後を幸せに過ごすためにも、夫婦仲は重要なファクターです。
そのためにもパートナーに対する、ちょっとした気配りで地雷を踏まないようにしましょう。
どんな事がNGワードとなるのか?
料理をダメ出しする
さて、いつも外食ばかりしている、舌の肥えたパパさんたちはグルメを気取ってパートナーの作ってくれた料理にケチをつけてしまうことがあるかもしれません。
「ちょっと味が薄いな」「品数が少ないんじゃない?」
こんなことは言ってはダメです!
こんなこと言われると間違いなく「じゃあ自分で作れ!」と思われます。
そもそも、料理は妻が作ると決まっていません。パパさんたちが作ってもいいのです。というか、どちらも作ればいいのです。
そんな中でもし妻に料理を任せているのであれば、それに対して文句を言う資格はありません。
シェフが出してくれた料理がその時のベストの状態なのですから、「おいしい!」以外に伝えることはありません。あと、「作ってくれてありがとう」ですね。(「おいしい」以外にありましたね)
そもそも、仮に自身が全く料理をしないのであれば、口を出す権利は皆無です。というか料理は夫もすべきですよ。まず、女が料理をするものという既成概念を打ち砕きましょう。
「僕は料理をするから、文句言う資格があるだろう」
自分も料理をするパパさん。料理をするからこそ、パートナーの料理に対して「自分だったら、もっとこうする」とか思い浮かぶかもしれません。
ですが、その時に料理をしてくれているのがパートナーであれば、シェフはパートナーさんですから、シェフの作るものは絶対です。作られたものにあれこれケチをつけてはいけません。というか、文句があるなら全て自分で作りましょう。作ってくれたことに感謝の気持ちを持たなくてはいけません。
僕は結婚したての時、子供がまだできていない頃に妻から揚げすぎて焦げ焦げになったトンカツをディナーに振舞われて、本人も「これは食べないほうが良いと思う」と恐れ恐れ出してきた料理を「おいしい」と言って食べた思い出があります。ちなみにビターで、いつもと違う味わいでおいしかったですよ。
出されたものは「うまい!」と言って食べる。これが夫婦円満の秘訣ですね。
他の人と比較する
誰でも、他と比較されるのは良い気持ちはしません。
僕は結婚してから、というか結婚前の交際期間でも心がけていることとして、他の女性に対して「かわいい」とか「綺麗」といった容姿を褒めることはしないようにしています。
これは単純に、自分が若かりし頃に逆に言われると嫌な気持ちになったので、自分は言わないように決めているということなのですが、やはり「自分がされて嫌な事は人にしない」という、小学校で教わるようなことは、子を持つ親としてやってはいけないはずです!
ちなみに、僕の場合は、この世の全ての異性に対して容姿を褒めることはしません。ということで、テレビの中の芸能人であっても、アイドルや女優であっても容姿を褒めることはしていません。
異性と言っても、子供に対して「かわいい」ということは言います。親戚の赤ちゃんや子供に対して「かわいいですね」ということは言っています。これは僕の中でセーフです。
パートナー以外の異性に対して、容姿を褒めることはパートナーが良い気持ちではありません。「だったら、そいつと結婚しろや!」と思われてしまいます。
そして、後から「あの時、○○ちゃんの事かわいいって言っていたね」などと言われて、アタフタすることになります。
やはり自分が選んだ人生のパートナーですから、その人に対する背信行為をしてはいけません。そんなこと言っていると、「ああいう人が好みなんだ?」なんて、あらぬ疑いをかけられることになりかねません。
僕の場合は、パートナーがいる時、いない時に関わらず、このルールは守っています。ですから、パートナーのいない所で男友達だけで話すときに芸能人で誰が好みかなんて話題になったとしても、「パートナー以外はかわいいと思いません」なんて回答になります。
ちなみにこういった回答は、身内を褒めない日本人気質な人達からは「のろけやがって!」と煙たがられますが、外国人にはウケがいいです。すっごく評判いいです。「ビューティフル・イズ・オンリーマイワイフ」なんて言うと(文法あってるか分かりませんが)、「イエーイ!」なんてハイタッチものです。
そういう所は文化の違いでしょうが、いわゆる愛妻家が良しとされる文化なんだろうなって思いますね。
という訳で、そうやってパートナー以外を褒めないようにしていると、自然とパートナーを褒めることに繋がるので、周りから愛妻家評価が付いてきます。すると夫婦仲がいいということになるのです。
パートナーの陰口を言う
夫にしろ、妻にしろ、友達同士で集まった時にパートナーの愚痴を言っている人がいると嫌悪感を感じます。
何にせよ陰口はよくないですね。フェアじゃないと思います。本人がいないところで悪口を言っても、本人が弁明する機会が与えられないので、相手にとって不利な状況で悪いイメージを植え付けられてしまいます。
そして、回り回って、相手にバレた時には、目も当てられない結果になってしまうことでしょう。
やはり、夫婦円満の秘訣は、隠し事はしないことだと思います。陰口も隠し事の一つです。何か不満に思うことは、直接言ってみることが、長い人生を一緒に暮らすパートナーに対する礼儀です。
相手にバレないとしても、陰口を言うということはパートナーに対する不満を隠しながら一緒にいることになります。これが仕事の同僚など、限られた時間だけ一緒にいる相手であれば、我慢もできますが、これからの人生を共に過ごすパートナーに対して不満を抱きながら、それを隠しながら一緒にいることは、お互いにとって良くありません。安らげる場所である家庭がストレスを感じる所となってしまいます。
先ほどの他の人を褒めないということにも関連しますが、日本的な文化で身内は褒めないと同時に、身内をけなすという事もあると思います。
第三者に対して、パートナーの事を話すときに、褒めずにけなすという事が日本人の謙遜の美学に通じているような気がします。
最近では、パートナーを褒めることが「のろけ」と言われず、良いことと評価されることも増えてきているように感じますが、まだまだ「のろけ」という概念は残っていると思われます。残念ですね。
パートナーにとっては、他人に対して悪口を言われるより、褒められているほうが気持ちがいいに決まっています。あなた自身も陰口を言われていると傷つくと思いますよ。やはり自分がされて嫌な事は相手にもしないということですね。
いない所で友人を褒めている人こそ、一番信頼できるって、どこかの偉い人が言っていました。
相手の気持ちをイメージして行動する
どうでしょうか?
いろいろと挙げてみましたが、まだまだこれ以外にもあると思いますが、基本的には相手の気持ちになってみるということでしょうか?
別に夫婦でなくても、人間関係では大切なことです。
自分がされて嫌な事は相手にもしない。
逆に自分がされて嬉しいことは、どんどん相手にもしてあげましょう。
これは残念なことですが、現代の日本においては、夫に対する期待値が低い状況です。日本の文化はまだまだ愛妻家の文化ではありませんし、夫の家庭での存在なんて小さなものです。
ハードルが低すぎて、ちょっとパートナーのために当たり前のこと、「褒める」だとか「感謝の気持ちを伝える」だとかをするだけで「愛妻家」と評価されてしまいます。
日本の夫諸君は、甘やかされて生きてきています。ですので、こうしたちょっとの事を気を付けるだけで、ある意味で不当な(高い方向で)評価をされてしまいます。
そういった環境に甘やかされないで、パートナーを大切にして、夫婦共に生きていく人生をお互いに豊かなものにしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
夫婦喧嘩を子供の責任にしてはいけない。ケンカは子供のいないところでするべき理由