野球をやっている子を持つ親です。
子供が野球をやりたいと言った時に、中には身構える親もいらっしゃるかと思います。
親の負担が大きいのではないだろうか?
お金がかかるのではないだろうか?
実際に我が子が野球をやることになって、感じたことなど、自分が体験したことを参考にさせていただければと思います。
野球のことなんて、よく分からない親
子供が野球をやりたいと言うとき、きっかけもいろいろあるかと思います。
親が野球経験者であれば、親が勧めるということもあるかもしれません。
友達がやっているから、自分もやってみたいということもあるかもしれません。
私の場合は、自分自身は野球経験者でもないですし、プロ野球にも興味がなく、テレビで野球中継があっても、興味がない人間でしたので、当然、子供に対して野球を勧めるということはありませんでした。
どちらかと言えば、パートナーの方が野球観戦には興味があり、ひいきのチームを応援したりもしていました。
熱狂的なファンというわけではないですが。
そんな中、ある時、子供が野球をしたいと言うようになりました。
調べてみると、子供の通う小学校には部活とは別に野球チームがあることが分かりました。
野球のことなんて、よく分からない自分でしたが、子供がやりたいという事は応援するという育児方針であるため、子供がやりたいと言えば断る理由はありません。
子供が小学3年生の時に、その野球チームに入ることとなりました。
これが親と子供の野球人生の始まりだったのです。
保護者の負担は大きい?
さて、肝心の保護者の負担ですが、このチームでは平日2日の放課後練習と土日の練習となっています。
土日は地域のグラウンドを借りて練習をするので、グラウンドまで保護者が送迎する必要があります。
また、試合などで遠方に移動するときは、配車といって何人かの保護者が車を出してくれて、子供たちを連れて行ってくれます。大きい車に乗っている保護者は配車当番になるかもです。
基本的に運営は保護者が行います。監督やコーチといった、子供に野球を教えてくれる人も保護者がやってくれています。
このチームでは、最高学年(6年生)ほ保護者が主に運営を行っていますので、下級生の保護者の負担はそこまで大きくない印象でした。練習時のグラウンドへの送り迎えくらいでしょうか?
他のチームでは、平日は練習がないところや、保護者以外で監督をしてもらっているチームもあります。そのあたりは、それぞれのチームの事情で違う印象ですね。
そもそも保護者が監督やコーチをする場合、たまたま経験者の保護者がいないと難しいですし、最高学年の保護者が監督やコーチをするのであれば、1年ごとに教えてくれる人が変わってしまうことになります。
そのあたりは、いわゆる習い事とは違うと感じました。教えてくれる人の当たりはずれが大きいですが、保護者もボランティアでやってくれているので、そこは割り切ってしまわないと贅沢だとは思います。
ただ、自分の場合でいえば、自分自身が野球経験がないので、子供に野球を教えてくれることは、たいへんありがたいことでした。
逆に6年生保護者は負担が大きいかもしれません。会計や、他チームとの連絡、調整や試合の段取り、あと審判もしなくてはいけません。
私の地域では軟式野球連盟なるものがありまして、公式戦では球審(キャッチャーの後ろにいる人)は連盟の審判がしてくれますが、塁審(1塁・2塁・3塁)は保護者がすることになっています。
練習試合にいたっては、球審も保護者がしています。
これも慣れてしまえば、大丈夫なのですが、特に未経験者である私からすれば、まずルールを勉強することから始めなくてはいけません。
試合をしている人たちは必死ですので、怪しいジャッジをしてしまうと、罵声を浴びせてくるマナー違反の保護者などもいたりします。保護者は子供の手本となってもらいたいものです。
お金はかかる?
これもチームによって違いますが、私のチームでは部費が月に3千円ほど徴収されていました。
先ほどお伝えしたとおり、チーム運営は保護者が行いますので、費用は実費くらいですので、習い事と考えると安いほうだと思います。
ただ、野球は道具を使ってやるスポーツですので、道具を買うのにお金がいります。
まず、グローブは必要ですよね。
これも素人なので知らなかったのですが、グローブも守備位置で種類が違ったりするのですね。
ファーストやキャッチャーはそもそもファーストミット、キャッチャーミットというものを使っています。
もはやグローブという名前ですらない!
さらにグローブも内野用や外野用があったりします。
まあ、そこまではこだわらないでよいと思いますが。
さらにバットが必要です。
さきほどのミットなどもそうですが、バットなんかもチームで用意してある場合もあるようです。私のチームもキャッチャーミットやファーストミット、バットも何本かチームのものがありました。
最近はバットが高性能すぎて、バットが高級です。小学生に与える値段じゃない高級品となっています。
個人的には、そんな高性能なバットは使わずに木製バットを使えよと思いますが。
あとは練習着なども必要になりますかね。試合用のユニフォームはチームで部費から用意している場合が多いかと思いますが、練習用の服は自分で用意するパターンが多いかな。
野球はジャージとかでしないので、野球用の練習着が必要かと思います。
小学生の野球で一番お金がかかるのは、やはりバットでしょうかね?
もちろん、いわゆる飛ぶバットでなければ、それなりの値段で買えますが、高性能のバットとなると、ちょっと訳の分からない金額が必要になります。
先ほども少しお伝えしましたが、結局、飛ぶバットで打ったところで技術が付かないので、木製バット使えば良いじゃんと思うのですが、チームメイトが飛ぶバットでバンバン打っていたら我が子にも買ってあげたくなるかもしれませんね。
結局、野球をやらせて良かったのか?
では、子供が野球をやりたいと言ってきたときにどうするべきか?ですが。
私の子供の場合は、野球をやらせて良かったと思っています。
結局は本人のやる気だとは思います。
我が子はありがたいことに、野球への情熱は持っているようですので、一生懸命に取り組んでいる姿を見ると、親として誇らしく思います。
子供がやる気を持って取り組んでくれていれば、保護者の負担も特に感じません。子供のためであれば、いくらでも頑張れる。それが親だと思います。
野球のことなんて、何も知らなくても、子供が頑張っていれば、親も頑張って応援してあげたいと思います。そのためにルールの勉強もして、審判もできるようになりました。
かかる費用はチーム事情にもよると思いますが、習い事と考えると、そこまで高価ではないかと思います。先ほどもお伝えしたとおり、道具は上を見ると際限なく費用がかかりますが、小学生のうちから、そこまで道具にこだわらなくても良いと個人的には思いますね。
むしろ技術を付ける事を考えると、あまり道具に頼るべきではないでしょう。
最近は、子供の野球離れが言われていますね。
私の住んでいる地域でも、自分たちのチームはまだ大丈夫ですが、他のチームは子供が集まらなくて存続ができないチームも出てきています。
昔と比べて、スポーツの選択肢が増えたということもあるのでしょうが、野球自体の人気が無くなってきているのだと感じます。
ぜひ、野球をやってみたいと思ってくれる子供がいるのであれば、まずはやらせてみていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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